堕天使と狂戦士

初めまして醜い子 1 ページ2

天から一筋の青い光が荒野の大地へと落下する。そしてある程度の衝撃が大地を揺らし、濃い灰色の煙が空へと立ち込めている。
…隕石かもしれないが暇つぶしに様子だけでも見てやろう。

落下地点まで来ると、そこには1人乗りのポッドがあった。宙を浮いて近付いてみると、中から這い出たような跡が。「ん？」近くで化け物の断末魔が耳に響くと同時に強い気を感じ取った。

「こんな強い気、久しぶりね」

何か面白い事が起きてる。数百年ぶりに高揚し強い気が渦巻く方向へと飛び立つ。「ん？」揺るがすほどの強い気は突然消滅し何も感じとれなくなった。
気が消滅した地点に降り立ち周辺を見回すと、これはまた数百年振りに驚くべき光景が目の前に広がっていた。
そこそこの戦闘力のある化け物達が変わり果てた姿で地に沈んでいた。
こんな量の化け物を倒すなんて、相当腕が立つ者なのか…でもこれをやった本人はどこに行ったのか。

「あら」

岩陰に僅かな気を感じそこを覗くと、戦闘服を着たまだ幼い男児が私を睨み上げていた。尻尾？どうやらサイヤ人のようだ。
その子供と目があった瞬間、戦闘力が格段に上がり私に飛びかかってきた。

「あらあら」

ひらりと攻撃をかわす。次の攻撃もかわし続けたが、めんどくさくなり重い一撃を腹部に食らわせた。

「うぁあああッ！！！」
「ん？」

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