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side M

彼女・A俺より身長が低い。俺が168cmで、彼女は158cmと理想の身長差と言われるものだ

「Aさん、、多分告白する相手間違ってると思いますけど……」

「いや、合ってます」

あの日は桜が満開で、校庭のコンクリート道も桜の花びらでピンク色に染まっていたのを思い出す

まるで彼女の心情を表すかのように

「とりあえず、さ。その……顔上げてよ……」

「うっ……うん」

「告白してくれてありがとう……。その……」

俺はバスケを集中してたい

俺は振った。ただ、バスケに復帰してちゃんと結果を残したいから。

今思えば、浅はかだったな

何故なら彼女は泣いていたから

「だっ、だよね!だって、宮城君には大好きな人いるもんね……。あれでしょ?彩子ちゃん……」

「彩ちゃんは、その……」

「ごめん!無かったことにしよ!バスケ頑張ってね!私、応援してる!」

そう言って彼女は、ピンク色に染まった道を走っていった

「バスケ……頑張れか……」

初めて泣いた顔を見た
あんな顔するんだな

「…………」

4月から始まって

それ以降特に何も無くインターハイが始まった

「……行ってくる」

夢であって欲しいなんて思ってもねぇよ

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作者名:空白 | 作成日時:2023年9月10日 22時

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