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心の中のモヤモヤ byもな ページ4

それから、KZの集合には木下さんも来る事になった。

翼でさえ入団する事が困難だったのに、どうして木下さんはいとも簡単に入団できるの?


そう思っても、結局私はそれを口出す事は出来ず、普段と同じ様になるべく笑顔を作って過ごした。

ただ一つ、自分の中に変わった事があったといえば、心の中にどうしようもないモヤモヤしたものがあることだった。


はっきりと言葉では表せないのだけど。


_____



休み時間。

遅れないようにと急いでカフェテリアに向かい、重いドアを開ける。

すると真っ先に視界に入ったのが、楽しく談笑する木下さんと皆の姿。


上の方のクラスだから早く来れるんだろうな、羨ましい。


少し落ち込みそうになって、急いで考えを振り払った。

折角のKZの集合なんだから、気分を明るくしないと。


空いてる席の近くまで向かい、そっと座る。


すると、一番話に介入していなかった忍が私に気づいた。


・・・今までは、私が少し席に近づけば皆気づいてくれて、黒木くんとかが席を引いてくれたのに。

私が機嫌を損ねていると、若武が私の方に視線を向ける。


「おぉ、アーヤ、来たか!」

気づくの遅すぎよ、ばか。


「では今から、KZ教養会議を始める。」

ちょっと前までは7なんて付いてたなぁなんて考えながら、次の言葉を待つ。


「じゃあまず、夏鈴から。悩み、相談、疑問に思ってる事、何でも話してくれ。」


木下さんは人差し指を顎に当てて、うーんと考え込む仕草をする。


それだけで可愛さを実感させられ、私は心の中でため息を吐いた。

本当、神様って不公平だよねぇ。



「あ、そういえば、一つ悩みがあるんだ。」

木下さんがそう言うと、皆が身を乗り出す。

一人だけ浮かないようにと、私も身を乗り出した。




「・・・最近、誰かにつけられてる気がするの。」




皆が真剣な顔になり、若武が私の方を見る。



「アーヤ、ノート用意。これは事件だ。」

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もな@草製造大魔王(プロフ) -     さん» 今後お話に出すのでしばしお待ちください!!!面白いと言って下さりありがとうございます〜!! (2020年7月10日 21時) (レス) id: 1468dfca0e (このIDを非表示/違反報告)
     - 続きが楽しみです!! (2020年7月10日 7時) (レス) id: e63c672273 (このIDを非表示/違反報告)
     - 面白かったです!でも一つ気になることがあって…。木下さんはなんのエキスパートですか?kzには得意分野がないと入れないはずですが… (2020年7月10日 7時) (レス) id: e63c672273 (このIDを非表示/違反報告)
るのん@小説家目指してます!(プロフ) - もな@草製造大魔王さん» 把握完了!2話に一回のペースでまとめてコメントするね!((頑張ってや! (2020年4月5日 12時) (レス) id: e3190f414c (このIDを非表示/違反報告)
もな@草製造大魔王(プロフ) - るのん@小説家目指してます!さん» こうやって小説の内容についてコメントくれるの本当嬉しいwアーヤの応援ありがと!!!(コメントしすぎるとサーバーに負担がかかるとかで良くないらしいから、把握よろしくね) (2020年4月4日 22時) (レス) id: 1468dfca0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あき&もな x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp  
作成日時:2020年3月22日 19時

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