手に入れるために…… *ヤンデレ上杉* ページ42
*設定*
上杉→彩みたいな?
アーヤは今、上杉君の部屋に二人きりでっす!
上杉少し乱暴かも。
the ブラックなのでご注意を。
何より作者の性癖しか無い*(^o^)/*
覚悟がある者は是非読めぇい!(((
[彩side]
「立花、はい。」
上杉君から手渡されたマグカップ。
綺麗な深緑のお茶だった。
「わざわざ良いのに。」
そう言うと、上杉君は不機嫌そうにこちらを見る。
「客にお茶を出して悪いか。」
うっ、怖いよ!
背筋を一瞬震わし、笑顔で返した。
「ううん、ありがとう。」
私は取っ手を持ち、もう片方の手でマグカップの底を支える。
そして、グッと飲んだ。
目の前を緑の爽やかさがすり抜ける。
「うわぁ……凄く美味しいね。
このお茶の葉っぱって何?」
上杉君は少し考え、首を傾げながら答える。
「知っても、もう遅い。」
え?遅い?何が?
聞き返そうとした瞬間、激しい頭痛に襲われたんだ。
頭が……っ。
思わず、マグカップから手を離してしまい、音を立ててマグカップが割れる。
そして、私は床に倒れ込んだ。
なんで……っいきなり!
過呼吸になりながらも、必死に上杉君を目で探した。
上杉君ならきっと何とかしてくれる。
そう思って。
目をキョロキョロさせると、上杉君の足が私の視界に入った。
そして、上杉君は私の前でしゃがみ込む。
あぁ、助けてくれる。
そう思ったのも束の間、私の瞳に映った上杉君は、歪んだ笑顔を作っていたんだ。
「立花、大丈夫か?」
その声に焦りや動揺はちっとも感じない。
まるで……こうなることを知っていたみたいに。
「うえっすぎ……っくん。」
“助けて”、そんな声が出なかった。
苦しかったからじゃない。
今助けを求めても無駄な気がしたんだ。
それくらい、今の上杉君が怖かった。
上杉君は、地面に流れる私の髪を撫でる。
「立花ってマジ鈍感。
こんなことになるまで気付かなかったんだもんな。」
なんのことか、分からなかった。
そんな私の表情を見て、上杉君は驚いた顔をし、声を出して笑ったんだ。
「マジかよ。ま、しゃーないか。
俺が惚れただけある。」
惚れた……?
少しずつ頭痛は引いていき、やっと落ち着いて呼吸が出来るようになった。
私は固唾を呑んで、深呼吸をしながら言う。
「どういうこと……上杉君。」
手に入れるために…… *続き→←花言葉はもうひとつ…… *片想いアーヤ*
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にゃ〜 - 私、ヤンデレ知らなかったけど、コレ見たら好きになった! (5月13日 21時) (レス) @page45 id: 26a4d90e30 (このIDを非表示/違反報告)
にゃ〜 - ブラックkz大好きだから嬉しい! (2023年5月6日 10時) (レス) id: 26a4d90e30 (このIDを非表示/違反報告)
shiu - 他のヤンデレの小説増えるといいなー【ぬしさんがあまりにもすごいヤンデレ小説を書いたからヤンデレKZもっとみたくなった人】 (2022年10月15日 20時) (レス) @page45 id: b2b43a1e98 (このIDを非表示/違反報告)
shiu - ヤンデレ俺も好きー (2022年10月15日 20時) (レス) @page44 id: b2b43a1e98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 作品を見てブラックに目覚めました…!素敵なお話ありがとうございます!! (2022年7月2日 21時) (レス) @page27 id: c6a98f33d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時:2020年10月17日 12時