ブラック短編集 〜ブラックKZはいかが？〜

勉強する理由……　＊悩むアーヤ＊ ページ39

＊設定＊


んー……特になし！！！！←





[彩side]



夜中の2時、突然目が覚めた。


また寝ようとしても、何故か寝付けなかったんだ。





仕方ない、予習でもしようかな。

そのうち、きっとまた眠くなるよね。




教科書とノートを開き、シャーペンを持つ。


そして、机のスタンドをつけて、文字をスラスラと書いた。







なんで……勉強しているんだろう。


時々、そう思う。





私は今、何故、こんなに頑張っているのか、と。




自分の将来のため？

そんなこと、知っている。






でも、何故か納得出来ない。




どんなに勉強していても、嫌になる日がある。


そんな時、考えるんだ。





自分はこんなに勉強しているけど、意味はあるのだろうか。




ため息をつき、シャーペンを机に置いた。


こんなこと考えてたら、勉強に集中出来ないよ。






私は気分転換に窓を開け、夜空を見上げたんだ。





……星は良いよね、勉強しなくて。


犬も、猫も、虫だってそうだ。




息が詰まることなんてないだろう。




人間に生まれたから、勉強をしなければならない。


それは嫌。






でも……そうだな。

人間に生まれたことを後悔はしていないんだ。





だって、もし、私が人間で生まれなかったら、今までの人とは出会えなかった。




家族も、KZも、友達も。


探偵だって出来ない。



そんな人生つまらないなぁ。






うーん……少しだけ分かったかもしれない。


自分が勉強をここまで行う理由。




自分のしたいことをするために、私は今頑張るのだ。


たくさん勉強したら、その分だけ自分の出来ることが広がる。






今は、まだ夢なんて見つからない。

将来の生き方だって分からない。




でも、いつかは見つかるんだ。



その時のためなんだ、きっと。





少なくとも、私はそうだ。



もう少しだけ……頑張ってみようかな。






私は夜風にあたりながら、机を見つめる。


乱雑に置かれたペンとノートと教科書。





勉強は極力したくない。



でも、自分の未来の踏み台と思えば、まだやる気が起こるかも。





仕方ないなぁ。


私は椅子に座り、再び机に向かった。






いつか、この勉強が役に立つと良いな。

そう思いながら。



〜＊〜＊〜＊〜

全国の学生様、勉強は嫌ですよね。

同じです！！←



でも、私の場合、自分の未来を想像すると、勉強する気になるんです。




あなたはどうでしょうか！

いつか愛されるのならば……　＊夢見るアーヤ＊→←届かない想い……　＊砂彩(？)＊

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