新たな扉の予感 ページ10
……あれ？
私は目を開ける。
そこには、なんとも言えない不思議な空間が見えた。
なんと言うのだろう。
とてもふわふわしているような、キラキラしているような。
私、死んだのかな？
ここは天国？
私は辺りを見渡す。
すると、誰かの影が見えた。
この訳の分からない状況を、あの人に聞いてみよう！
人影の方まで走る。
「あ、あの！ここってどこでしょうか！」
思わず大きな声を出してしまって、その人は耳を塞ぎ、私の方を見た。
そして、顔をしかめる。
「何？新しい人？
結構可愛いのに、大変だったわね。
もう楽になっていいよ。」
そう言うその人は、私と同じくらいの歳で女の子だった。
新しい人……？
楽になっていい？
意味が分からない！
でも、この人の言った感じ、やっぱりここは、死後の世界？
私は、気になっていること、全てをはきだした。
「ここはどこ？
あなたは誰？
どうして、ここに居るの？」
私が慌てて聞く様子を見て、女の子は目を丸くした。
え？何、この変な反応。
私、変なこと言ったかな？
思わず、首を傾げていると、女の子は呆然とする。
「あなた、自分という意識があるの……？」
どういうことなの？
さっきから、話がかみ合ってない。
これじゃあ、話が永遠に進まないじゃない！
私は、いち早くこの状況を知りたかったゆえ、聞いた。
「私、死んだの？
それとも、まだ生きてしまっているの？」
女の子は、どこか不思議そうに自己紹介をした。
「私は、天使。
ここは死後の世界。」
あまりにも簡潔すぎて、私は言葉が出なかった。
天使？
死後の世界？
そんなもの、存在するの？
私が黙っていると、天使という人は話し出した。
「今度は私が質問するわ。
あなたは何者？
どうして、感情豊かに話せるの？」
私には、天使の言う意味が全く理解出来なかった。
何者と言われても、私は普通の人間だし、
どうして感情豊かに話せると聞かれても、
感情があるからとしか言いようがない。
どうやって、説明しよう……。
考え込んだ私を見て、天使は真面目な顔で言った。
「答えられないようなら、私が1から説明する。
ここがどこか、私がどんな天使か。」
天使は、私と同じくらいの歳に見えて、まるで違うように感じた。
もっと歳上のような。
黒木君と似てるな……。
天使が話し始めた。
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あき@草売り大魔王(プロフ) - むっちゃんさん» コメントありがとうございます！！そんなこと言ってもらえるなんて……一生家宝にしちゃいますよ！(？)更新はのんびりですが頑張ります！ (2021年11月26日 16時) (
レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
むっちゃん - 涙が止まりませんでした。これからも頑張ってください！！ (2021年11月26日 2時) (レス) @page50 id: feee1d7f79 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - 菖蒲さん» コメントありがとうございます！！応援に応えられるように頑張っちゃいますよ！！ (2021年9月9日 16時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
菖蒲 - おもしろー！これからも、頑張れ(・ｖ・)応援してますね！ (2021年9月9日 10時) (レス) id: e522f808ef (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます！！感動だなんて……ありがとうございます！！とてもモチベーションが上がり、もっと書けそうです(？)更新頑張りまっす！！ (2021年6月20日 19時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2019年12月26日 19時
