愛という名の希望 ページ23
私は、みんなの仲間なんだ。
仲間は支え合うもの。
片方だけが守るなんて、おかしいよね。
だったら、私もみんなを守らなきゃ。
お互いに庇い合ってこその仲間。
私は、泣きそうになる中、兵士を見た。
立花「私はお城に帰りません！！」
驚きながら、兵士とみんなが私を見る。
兵士「本気で言ってるのですか？もし、彩様が帰らないと言うならば、無理矢理、帰すまでですが。」
兵士は、私の腕を掴んだ。
掴まれた腕を振り払おうとしたが、恐怖で動けなかった。
そして、兵士は怖い笑みを浮かべた。
兵士「それでいいのです。帰りましょう。サン王国次期王様の皆さんは、将来の輝きなので、今回だけは見逃してあげます。あなたたちも帰りなさい。」
兵士が私の腕を引っ張る。
絶対、お城になんか帰らないんだから……！
私は足を絶対に動かさなかった。
兵士「彩様、帰りますよ？今帰らないのならば、サン王国次期王様の名に傷がつくことを覚悟してください。」
え……。
それだけは嫌。
私なんかのせいで、みんなに迷惑がかかるなんて。
帰りたくない……。
でも、帰らなきゃ……。
私は重い足を動かした。
これで、みんなと離ればなれだ。
今までありがとう。
涙を一粒流した。
その次の瞬間だった。
私は後ろに思いっきり引っ張られ、兵士から離された。
若武「アーヤに触れるな。」
引っ張ったのは、若武だった。
兵士は、挑戦的な笑みを浮かべ言った。
兵士「彩様は、自分から帰ろうとしたんですよ？あなたたちの名誉を守るために。その心に応えるべきでは？」
上杉「ふざけんなよ！立花を泣かせた奴が、言う資格はねぇ！」
上杉君……？
いつもの冷静な上杉君とは違い、とても驚いた。
小塚「アーヤを泣かせるなら、誰が相手だろうと容赦しないからね。」
小塚君もいつもと違い、挑戦的だった。
みんなが兵士を睨んでいる。
その中、私はただ呆然としてる。
黒木「アーヤ、安心して。」
美門「アーヤの夢を叶えるから。」
私の夢……？
七鬼「自由になりたいんだろ？」
3人が私の目を真っ直ぐ見る。
夢……。
もしかしたら、夢が変わったかもしれない。
心でそう思った。
だって、今、自由になりたいって考えると、そうじゃないって心で否定してる気がするもの。
もしかして、私の夢ってあれなのかもしれない……！
立花「ねえ、みんな。」
私はみんなを呼びかける。
立花「私、本当の夢が分かった……！。それはね……」
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ooooooooo - これの番外編とか読んでみたいです！ (2022年2月13日 14時) (
レス) @page32 id: 5ba6c307c9 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - とーこさん» ありがとうございます！！めっちゃ嬉しい言葉です！！これからも頑張らせていただきます！！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
とーこ(プロフ) - 完結！！あきさん、お疲れさまですっ！これからも更新頑張って下さい。応援しています！完結、本当におめでとう！！ (2020年2月24日 19時) (レス) id: 68045c2212 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - 彗さん» ありがとぉぉぉぉぉぉぉぉ！引き続き、他の作品頑張るわぁぁぁぁぁ！(ほんまや、下になるw←) (2020年2月24日 19時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - あきぃぃぃぃぃぃぃ！！！！！完結おめでとぉぉぉぉぉぉ！！！！！(あれ、矢印したいのに下向きになる) (2020年2月24日 19時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2019年8月30日 22時
