我ら、力と共に

明日の試合と勘 ページ11

相部屋 真斗と留貴

「全く、お前はここに来ても勉強か？」

「やっぱり、心配だし...あはは...」

「....それが理由じゃないだろ、家族のことだろ、分かりやすすぎんだよ....」

「........」

留貴は黙る

「何のことかなぁ？」

「........、明日の試合、嫌な予感がするんだ」

「真斗が言うんなら、そうなのかもね、でも、何が起こるか分からない、見てみないと分かんないよ」

「んなこたぁ、分かってる、それは、前半に起きそうな気がする」

「真斗の勘はよく当たるからなぁ、ホントに聞こえちゃうよ」

「それに、一星って奴も何かある気がする」

「もう探偵にでもなったら？」

「その言葉そっくりそのままお返しする」

「ははっ....、僕はそんな器じゃないよ...」

「学校のテストの点数毎回平均点100の奴に言われたくねーよ」

「あはは...、さて、今回のFFIは、大変な事になりそうだね」

「そうだな」

「あ、そうだ！僕、観客席から試合を見ようかな」

「急な提案だな」

「真斗も来る？」

「まぁ、一応観客席で見るか」

「なら、決定だね」

プルプルプル

「あー、A?、明日の試合俺と留貴は観客席で見るから、あ？なんでかって？....何となく、そんじゃあな」

「何となくって、他に理由あったんじゃない？」

「あ？べっつにいいだろ？」

「まあいいか、僕らは、任務を遂行するだけだからね」

「そーだな」

「もうちょっと反応してくれたっていいのに...」

明日は波乱の一日になりそうだ
そう思った二人である

異名とedの人狼ゲームの役職について→←食堂の超能力者とエースストライカーの会話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す