必要なもの。3話。 ページ6
?「…これが今日の任務だ。では頼んだぞ。【空帝】。」
『…了解。では……』
?「…そういえば、君は最近感情的になっているようだね。クラスメイトとも結構仲良くしていると聞く。」
…流石に…バレてるよな……
『…なぜそう思われるんですか?』
?「私を誰だと思ってるんだい?私はこの国の様々なスパイを従えてるんだ。ここまで言えば君なら分かるよね?」
…なるほどな……
『監視……ですか。』
?「ご名答。君のような凄く優秀な人材を守るためにね。でも流石に君のプライバシーに関することとかまでは監視させてないよ。」
まぁ…流石に…な……
?「…スパイに心は必要ない。必要なのは【無】だ。」
『…はい。』
?「それが改めてよく分かったのなら注意するように。いらない感情はときに失敗を招かせる。それに、スパイという君に関わりを持とうとする君の大切な人が危険にさらされることだってあるかもしれない。君は…スパイなんだからね。」
『…はい。忠告感謝します……【マスター】。』
マスター「分かったのならいい。では行きなさい。」
『はい…【全ては世のため】』
…すいませんマスター……でも……
いや…やっぱりこの気持ちは……消えさせよう…
俺は……大切な人を…みんなを……先生を、日向を…守りたい。
『全ては世のために。』
ごめん…みんな…ごめん……日向。
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作者名:超高校級。 | 作成日時:2021年11月27日 0時