第二節〈固まらない決意〉 ページ7
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Izw side
「今誰居るかな……」
見慣れたマンションの駐車場に車を停め、鍵を抜き、スマホを取り出す。隣のAちゃんはこちらを一切気にすることなく、本に没頭していた。
本当はそのまま家に直帰しようと思っていたのだが、時間が思いの外経っており、仕方なくAちゃんを連れてオフィスの入ったマンション下まで来ていた。まさか自宅とマンションが真逆の方向にあることがここで裏目に出るとは。
Aちゃんには一応許可を取った。全てに「はい」「うん」「大丈夫です」くらいしか返してくれないので、若干不安ではあるが。
≪＿＿＿はいもしもし、福良です。伊沢？どうかした？≫
念のためかけた電話。数回のコールが続き、男性にしては高めの声が鼓膜を揺らす。すると同じような声が外からも聞こえて、思わず要件よりも先に「福良さん今どこですか？」という質問が飛び出した。
≪え、今？駐車場だけど≫
「マジっすか」
まず一番に浮かんだのは、ヤバイ、だった。何がどうヤバイのかは分からないが、何となくAちゃんの存在を知られたらまずい、なんて考えが浮かぶ。
「なに、なんかまずいことでもあんの？」と冗談めかしたように言う福良さんに、どう返そうかと考えて、言葉が止まる。いつもはすぐに返答する俺が言葉に詰まったからか、彼は少し声のトーンを落として「ほんとに？」と続けた。
なにか返そうと口を開いた次の瞬間＿＿＿コンコン、と窓がノックされた。俺は驚かす系があまり得意ではない。故に突然予期していないことがあるとふっつうにビビるのだ。
「うおっ？！？」
「……」
え、待ってなんでAちゃんはそんな冷静なの？？俺が可笑しい？？俺が可笑しいの？？？ねぇ？？？
バックバク脈を打つ心臓を押さえながら、窓を下げる。窓の外に立っていた福良さんは苦笑して「ごめん」と驚かせてしまったことに対する謝罪を溢すと、ちらりと俺の背後に視線を投げた。
そして、また俺に視線を戻す。言葉にはせずとも、彼が何を言わんとしているかなんてすぐに分かった。
あの子、誰＿＿＿？
→
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白菜(プロフ) - 凛花さん» 気づくのが遅くなってしまってすみません！イラスト気づいて頂けましたか……！ご想像通りの八神ちゃんが描けていたみたいで良かったです！！ (2020年8月26日 22時) (
レス) id: 367472b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
凛花 - イラスト…イラストが…!!もう八神ちゃんですね…可愛い…私の想像した八神ちゃんだ…尊い…(語彙力低下) (2020年8月14日 23時) (レス) id: 0e33e6ca02 (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - るるあ。さん» ご指摘ありがとうございます！キーボードが押せてなかったのかもしれません…早急に直させて頂きました！るるあさんも体調管理には十分にお気をつけて！ (2020年8月8日 19時) (レス) id: 367472b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
るるあ。 - ページ48の後半の「ひしひし」の部分、「ひしひ」になってます…いつも更新ありがとうございます！このご時世なので、お身体には十分お気をつけくださいね！ (2020年8月8日 15時) (レス) id: 807ddee245 (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - 藍知さん» Sgさんですよ…ほれほれ……() (2020年8月8日 13時) (レス) id: 367472b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
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