復讐を実行した少女【オリジナル】

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通学路を歩く、歩く。歩く。

同じ服を着た人がたくさんいて誰が誰なのか分からない。

そんな中私に話しかけた人がいた。

「Aおはよう！」

この子は【小山心音(こやまここね)】

性格がさっぱりしていて、
仲のいい人には心優しく、嫌いな人には本音をズバズバと言う。

可愛くて爽やか系の少女だ。

「おはよう、心音。」

「なんか口調がやわらかくなったね。」

「そうか？」

「あ！もとに戻した！」

「戻してない。」

「まぁ元気そうで良かった〜。」

「まぁ。」

「目はれてるし。"アイツ"に言われるよ？」

「別に。言い返せばいい。」

心音も数少ないあのぶりっこ女に言い返せる人。

「ねぇ。"アイツ"に復讐する？」

「いいかも。男子や今"アイツ"と仲がいい子に小学校の時のことばらそう！」

「心音には分かってくれると思った。」

「BTB溶液ってどんなやつだったけ？」

「二酸化炭素が多くなるにつれて
青→緑→黄色になって

それを火で温めて二酸化炭素を減らすと
青←緑←黄色になる。

それぞれ青がアルカリ性。緑が中性。黄色が酸性。

確かりんご酸を入れても黄色くなる=酸性に。

あと、目に入ったら駄目だったけ…。」

合ってたはずだ。

心音のことだからなにか計画をたてているのかもしれない。

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