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story15 ページ17
「何の映画見るの？」
人目につかないところでキヨとはなす
映画館についたけど、キヨが何を見たいのかわからなかったから聞いてみる
キ「んー何でもいいけど…これ！」
そう言ってキヨが指したのは思いっきり恋愛もの
「……え？こんなの観たいの？」
キ「こんなのって何だよ！めっちゃ可愛い女優が主演だぞ！」
「……ふーん、そう。いいよ」
私はチケットを買って少し早いけど席に着く
隣にキヨが座った
人は全然居なかった
キ「A？なんか怒ってる？」
今は喋っても問題ないと思い、キヨに答える
「別に。なんで」
キ「いや、なんか、貧乏ゆすりしてるし」
「……あ」
ほんとだ、無意識にやってた
どうしたんだろ、私
確かになんかモヤモヤする
いつから？
………あ
「キヨが『めっちゃ可愛い女優が主演』みたいなこと言った時から？」
キ「え？」
「…？なんか、キヨが女の人に可愛いって言ったのがモヤモヤするっていうか…なんでだろ？」
キ「……っ」
？
なんかキヨ、顔赤いんだけど
幽霊って熱出すの？
キ「お前さ、恋とかしたことないだろ」
「えっ、うん…なんでわかったの」
キ「いや、まあ、うん」
結局キヨは何が言いたいんだ
聞こうとしたけど、他の人が入ってきたからやめた
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作者名：チョリーン x他1人 | 作成日時：2016年6月30日 23時
