チョコレートと悪魔【名前変換オリジナル】

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「ど、どうしちゃったのー…あ！さては最近振られたとか！？」




航太「…千代さんは分かってないなー」








分かっていない

その理由が私には分からなかった。







「よし！サラダできた！あとはメインディッシュの盛り付けだけだね！」



航太「零斗さんは今日も22時なんですか？」



「あー、多分そうだと思うけど」









この間の事をおもいだした。
彼が帰りが遅くなった事。
それを何も言わなかったこと




「さぁ、食べよっか」

航太「そうですね」








私と航太くんは食卓につき、2人で向かい合って夕食を食べる。
航太くんが来てから少し経った。





もう2人になるのも慣れた。





そして気がついたんだ。



前よりも楽しいこと
航太くんが来てから心が何故か暖かい
退屈な日常が覆ったこと






航太「あ、そろそろバレンタインか」


「んー、そうだっけね」






テレビにチョコレートのCMが流れる。
そろそろそんな時期か


この歳になるとバレンタインも厄介に感じるけれど、航太くんくらいの歳だとやっぱりソワソワするもんなのかな





「甘いもの、好き？」


航太「俺は割と好きですよ」








「私も好き。だけど甘いだけじゃ…ちょっと飽きるんだよね」






航太「なんですかそれ笑」




「ふふっ」

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