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俺は意を決してAの病室に入った。
仕事で随分と会っていなかったためか、すぐにAが前よりも痩せたことに気がついた。
Aは俺を見るなり冷たい目で見てきたと思えば頭を抑えて苦しみだした。
「………誰?アンタ……………いや、違う…」
「……………………降谷……?」
俺と松田は驚いた。
うろ覚えではあるが、俺の名前が出てきたのだ。
じゃあ何で松田は覚えていないんだ?
俺はその後、皆を呼び出し会わせてみるが俺と萩原以外は覚えていなかった。
一番に覚えていたのが萩原だった。
萩原との記憶は全て残ってるらしい。
俺のことは名前以外覚えてないと。
本当に……何なんだ?
「いいんじゃないか? Aが覚えてないんなら…」
「は? お前何言ってんだよ。思い出させるに決まってるだろ」
「Aが辛いことを自分で忘れてるんだって医者が言ってただろ?」
「だからって辛いことから目を反らさせることがAのためだとは思わないだろ!」
「覚えられてなかった俺等の気持ちが!! お前に分かんのか……?」
「………っ」
「それが…Aのためだと思ったんだよ。いくら自分が辛くたって……もう、彼奴が泣いてる顔を見たくねぇだろ?」
そう言って松田は去って行った。
だが俺は諦めなかった。
それは伊達も緑川も同じだった。
Aに思い出してもらうんだ。
病室に再び入ると、Aは笑っていた。
それを見て、萩原も安心したような顔だった。
いつか思い出して、俺達も一緒に笑いたいんだよ。
するとAは驚いた顔をした。
その視線は俺の後ろ。緑川に向けられていた。
「……え、スコッチ!? 何でここに!?」
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ピンク(プロフ) - 美香さん» ありがとうございます!松田さんはキュンとしますよね!ドンドン読んで下さい(ゞ°д°)ゞ (2019年2月14日 13時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 完結おめでとうございます。キュンしたわー!また1から読むよ! (2019年2月13日 22時) (レス) id: eb4cd069f4 (このIDを非表示/違反報告)
ピンク - ゆうさん» ありがとうございます!!やっぱり付き合った後書こうかな…。時間があったら書かせて頂きます!また更新が遅れそうですが宜しくお願いします (2018年10月29日 21時) (レス) id: 2d61b0d335 (このIDを非表示/違反報告)
ピンク - 黒バイさん» 素晴らしいだなんてそんな…。シリーズ1から読んでくれていたなんて…!キュンキュンする作品になってよかったです。ありがとうございました!! (2018年10月29日 21時) (レス) id: 2d61b0d335 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 松田とのラブラブシーン、デートとか読みたいです! (2018年10月22日 21時) (レス) id: 4907de3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンク | 作成日時:2018年10月1日 19時