14 ページ14
・
私達の間にハムサンドが二皿並んでいる。
1つは残酷な姿に変身してしまって…。
あぁ〜あ、私のハムサンドが怪力ゴリラのせいで見るに耐えない姿に進化して。
いや、退化したのか…?
「コナン君は綺麗な方を食べな? 私はこの残酷なハムサンドでいいから」
「え、いいよ! 僕がお願いしたんだし…!」
「いいの いいの。子供が我慢しちゃ駄目よ」
「…分かった。ありがとう、A姉ちゃん!」
うわぁぁ……
笑顔が眩しい! 100点満点小学生!
中身本当に高校生だよねぇ?
ちょっと疑うよ私。
コナン君は可愛らしくハムサンドにかぶりついた。
美味しそうに食べるコナン君を見てると、私も食べてみたくなった。
なったけど……自分のハムサンド見たら……ねぇ??
しょうがない…見た目じゃない、食べ物は味だ!!
私も意を決してハムサンドを口に含んだ。
「え………何コレ美味しい…」
「へぇ…そんなに美味いのか?」
「俺にもちょうだい」
「は!? ちょっ…」
突然変なことを言い出したと思ったら、食べかけのハムサンドを食べようとする萩原。
だが、私の手は後ろへ引かれた。
何事だと手元を見たら、萩原には食べさせないとでも言うように松田が私の手首を掴んでハムサンドを一口食べていた。
「ん……本当、美味まいなコレ」
「〜〜〜っ!!」
口に付いたマヨーズを親指の腹で拭い、それを舐めている松田の姿を見てドキッとしてしまった。
松田は気づいたように私を見て、驚いた顔をした。
自分でも分かる程顔が熱い。
私は相当真っ赤な顔をして固まっているのだろう。
「おやおや?」
「萩原さん…」
「松田…テメェ……」
ニヤニヤする萩原に赤面しているコナン君。
萩原はともかく高校生にこんなとこ見せたらそうなるよね…ゴメンよ新一君。
そしてイケゴリは恐ろしい顔をしている。
それより気になったのは目を反らし、ほんのり頬を赤らめる松田だった。
.
213人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピンク(プロフ) - 美香さん» ありがとうございます!松田さんはキュンとしますよね!ドンドン読んで下さい(ゞ°д°)ゞ (2019年2月14日 13時) (レス) id: 36c4c5cb96 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 完結おめでとうございます。キュンしたわー!また1から読むよ! (2019年2月13日 22時) (レス) id: eb4cd069f4 (このIDを非表示/違反報告)
ピンク - ゆうさん» ありがとうございます!!やっぱり付き合った後書こうかな…。時間があったら書かせて頂きます!また更新が遅れそうですが宜しくお願いします (2018年10月29日 21時) (レス) id: 2d61b0d335 (このIDを非表示/違反報告)
ピンク - 黒バイさん» 素晴らしいだなんてそんな…。シリーズ1から読んでくれていたなんて…!キュンキュンする作品になってよかったです。ありがとうございました!! (2018年10月29日 21時) (レス) id: 2d61b0d335 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 松田とのラブラブシーン、デートとか読みたいです! (2018年10月22日 21時) (レス) id: 4907de3ee3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ピンク | 作成日時:2018年10月1日 19時