Story38 ページ38
涼太side
まさか好きな人と花火大会行くなんて思ってなくて
「どうしよ」
「なした?」
「服何着ていこう。」
「いつもの服でよくね?」
男子4人で今日は帰っている
「だって俺、みんなにダサいっていわれる...」
「大丈夫だって笑笑」
「ほんとに?」
「ほんとだって。笑笑」
浴衣ならまだ、
柄だけでよかったんだけどな。
Aの浴衣姿も見たかったななんて、
結局服を買いに行ったわけでもなく、
どうしよう...
お気に入りのビックサイズのチェックのシャツ
これでいいや!
そう思い定番のような服装にした。
「お、涼太、今日はダサくない!」
「ほんと!良かった〜」
そんな会話をしていると、
あ、愛だ。
愛の隣にいるの...
A??
前見たときの服装とは違う
近づいてくるとAだとしっかりわかる。
オフショル、ってやつかな?
キレイな肩がでてて、
あ、誕生日に俺があげたネックレス。
これ、他の男に見られるの、
なんか嫌だな、俺だけみたい。
そんなこと死んでも言えない。
てかその前に、気持ち悪い。
「なんか食べ物でも買おうか?」
『わたあめとみかん飴たべたい!』
「どっちも飴じゃん笑笑」
『いいの!』
そう言ってそれぞれ行きたいと思った屋台に行って、食べ物を買う。
俺はたこ焼きにしよ〜
あ!唐揚げ!
A、喜ぶかも!
「もう食べようか。」
花火大会が始まる前に食べることに。
Aはまず、わたあめから食べる。
「わたあめから食べるの??笑笑」
『うん!あ、涼太もいる?』
「ひとくち頂戴?」
『いいよ』
美味しそうに食べる君は
ほんとに可愛くて、
「たこ焼き、食べる?」
Aは慎重に半分にしてから食べる。
『あっつ!』
すごく熱かったみたいで
はふはふしてる。
「大丈夫?笑笑」
『あっつい!』
あ、
唐揚げ買ったんだ。
やっとたこ焼きを食べ終わったA。
「唐揚げ買ったんだけど、一緒に食べない?」
『え!唐揚げあったの!たべたい!』
嬉しそうに食べるAは、いつものAで、
今日着てきた服は大人っぽくて
でもやっぱりAは、
子供っぽいって言うか、
喜怒哀楽がハッキリしてるって言うか、
とにかく可愛いくて
もっともっと、
好きになってしまう。
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作者名:ちょこちっぷ | 作成日時:2017年9月1日 22時