Story33 ページ33
やっと今日は文化祭。
この日にのためにカフェのセットを作り
メニューも考えてきた。
「うわ〜今日だ」
『緊張するね。』
今日のために部活も、有志の練習も
たくさんがんばってきた。
「よし、俺ら回ろうか。」
私達はカフェの内装や外観、服などを全て担当したから
全部自由時間。
「どこ行く〜？？」
「お化けやしき行こうぜ。」
『え、絶対やだ。』
「いいじゃんいいじゃん」
「行こうよ。」
「ほら、お化け屋敷行ったら隼奢ってくれるって！」
『ほんと？』
「え！なんで！
まあいいよ！奢ってあげるから！いこう！」
『う、うん。』
私は渋々行くことに。
お化け屋敷から出てきた子は、めっちゃ怖かったとか、泣いてる子とかいる
「ここ、まじで怖いらしいよ。」
「A、大丈夫？？」
涼太が心配してくれる。
『う、うん。』
そして入ることに。
暗くてなにも見えなくて
なんか怖い声が聞こえる。
「ねえ、誰の声？？」
「いやお化けだろ。」
「なんか誰か言ってるのかと思った」
「うわぁ！！ビックリしたあ。」
玲於のビックリの仕方が面白くて笑っていると
『うわあ！！！！』
私のほうにも貞子みたいな人がきて、
ほんとにビックリして腰抜けそうになる。
それからはほんとに怖くて、声もでない。
「え、このお札なに。」
こ、こわい。
「うわあ！！！！」
『え！！！』
隼の声の大きさにビックリしたり、
したから足つかまれたり、
もうやだ。
「A。」
涼太に名前を呼ばれた。
涼太のほうをみると手を出してきて、
え、握ってもいいの？
私が突っ立ってる間にみんなが行ってしまって
「はやく、はぐれちゃう。｣
そう言われて手を握られた。
『うわあ！！！！』
「うわ！ビックリした〜」
だんだん進むにつれて怖くなっていって
「あ、みんないた。」
みんなの前にはたくさんのお化けがいて、
『だ、大丈夫かな。』
「ねえこれどうすればいいの？」
「殴るか」
「玲於、それだけはやめろ」
「道こっちじゃないんじゃない？」
みんながいる間も手を繋いでくれてて
「最後じゃない？」
そう思ってたら
まじで怖い人が出てきて
「いやお前まじなんなの。」
「ちょ、玲於笑笑」
玲於が逆切れ。
「ふう、終わった〜」
出口を出ると、すぐに手が離されて
寂しく感じた。
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作者名：ちょこちっぷ | 作成日時：2017年9月1日 22時
