Story32 ページ32
涼太side
英語の授業。
俺は英語が得意だから、楽しく受けてるけど
Aは苦手みたいで
ふと横をみると
Aすごい眠そう。笑笑
「気おつけ、礼。」
授業が終わると
『終わった!!昼休み!!!』
ほんとに嬉しそう。
今日も隣でお弁当を食べる。
Aは食べ終わって
うとうとしはじめた。
すると、俺の方に倒れてくる。
えっえっってあせっていると
俺の肩に着地。
スースー寝息をたてて寝ている。
「A、寝落ちしてる。笑笑」
「しかも涼太の肩!」
「写真撮ってあげようか?」
「いやいいから。
てか、これ首いたくならないかな。」
「ま、自業自得でしょ。」
その後、写真は撮られ茶化され
大変
『ん、』
あ、起きた
『え、あ、ごめん。』
「大丈夫だよ」
『肩痛くない??』
「涼太の肩そんなに弱くないだろ笑笑」
まあ笑い話にしてくれて、
すこし恥ずかしかったけど、
嬉しかった。
部活が終わって、みんな来てないようだからダンス部の所へ行く。
丁度玲於たちがでてきて
「お、涼太。
俺ら飲み物買って来るから、
愛の所いってて」
「わかった。」
バレー部の所は体育館か、
行ってみるとAがいた。
「A」
『あ、涼太。』
「そう言えば首大丈夫??」
『ああ、寝落ちしちゃってて、ごめんね。
最初痛かったけどすぐ治ったよ。』
「そっか。良かった。」
『うん。』
そう言ってAはバレー部のほうをみる。
でも目線は明らかに愛じゃない。
「どうしたの?」
気になって聞いてみることにした。
『え?』
「愛じゃないとこみてるから。」
『ああ、あの子。
背がちっちゃくて可愛い子みてたの。
なんかいいなって。
私、ずっと背が高かったからさ
ちっちゃい子って可愛くて、なんか、男子とならんでも身長差が出来るじゃん?
私は出来ることはあんまなくて、
しかもあの子すごく可愛い顔してる。
髪もちゃんと綺麗に結んで
モテるんだろうな。』
「そっか。」
ほんとは、
Aのほうがよっぽどかわいくて、
背の高さなんて関係なくて、
でも高くてなんか特別感があって
優しくて、
AにはAのいい所があるんだよ。
なんて言えなくて、
いつか言えたりするのかな。
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作者名:ちょこちっぷ | 作成日時:2017年9月1日 22時