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Story20 ページ20

今日は昼休みに齋藤さんかいない。






なんでなんだろう。





まあいいや。





それでも私はなんだか涼太のとなりには座れなくて、





「なんでお前となり座んねぇの。」



って玲於に文句を言われた。






「あのさ、みんなに話があるんだけど。」



そう言って亜嵐が立つ。




そして愛もたつ。





「俺たち、付き合うことになりました!!」




そして一瞬沈黙。





『え!』





「え、まってまじ?」





「本当!」





「はやくない?」





「そんなに早いと涼太みたいになるよ。」




「ねえなんで俺。」




『てかなんで!』





「まあまあ、ひとつずつ話すから。」









愛が彼氏に別れを告げられ、




完全にボロボロだった愛。





それを見た亜嵐は、守らなきゃって思ったらしく




夜LINEや電話で励ましたり、慰めたりしていた。




それが続き、励ます言葉ではなく、違う話になり、楽しく話すようになった。




お互いが気になりだした。




亜嵐は好きって思ったらすぐに告白するタイプらしく




すぐに告白、愛はすこし考えてから





私があんなにボロボロなとき



あんなにも励ましてくれて、楽しい話をしてくれて、



いつの間にか好きになっていた。



この人なら幸せになれるかも。



そう思って付き合ったそうだ。





「え!本当にまじでおめでとう!!!!」




そうしていまは歓迎ムード。




「すげーなー俺も慰めて落としてみたいわ〜」




「そんなんじゃねえし。」



「まじですぐに別れたら笑えるからな。」



「玲於、縁起の悪いこといわないで。」




そんな話をしているうちに、いつものような話になってくる。




「A。」




涼太に呼ばれて、涼太のほうをみる。




久しぶりだな、涼太と話したの。
涼太と目があったの。





「唐揚げ!あげる!」




そう言いながら笑顔でくれる涼太。




うれしい。




明らかに対応が違う私に、




いつものように接してくれる涼太。




『ありがとう!』




やっぱり私は





涼太が好きだ。

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作者名:ちょこちっぷ | 作成日時:2017年9月1日 22時

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