24.Good afternoon！ ページ24
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目を開けた先には、大きな照明があった。
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カーテンから差し込む太陽の光が眩しくて、思わず顔を顰めては、ごそごそと布団を被ろうとするも、いつもみたいな安っぽい布団とは違い
ふわふわした布団に理解が得られなくて、思わず頭の上にはてなマークを沢山つけてしまう。
ガサガサでない
フワフワである。
それに目がパッチリしてしまったのなら、もうそれは手遅れである。頭が痛いわけでもなければ、目の前に肌色が見える訳でもない。寧ろ空である。
誰もいない、と思ったのなら少しのコーヒーの匂いに顔を顰めた。
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九井｢起きたかー、寝坊助。｣
｢……………………今、何時ですか｣
九井｢午後2時｣
｢え｣
九井｢しかも金曜日の｣
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｢え”っっっっ｣
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その言葉にわかりやすく青ざめたのなら、彼はケラケラと笑っていた。その見た目で笑うな、三葉くんならちゃんと起こしてくれてるのに！！
なんて人だ、あーどしよ、まじでどうしよう。
なんて説明しよう、違うな、先に謝るべきだな。それなら今からでも謝罪の電話をして、それから
それから
それから？
そういやここ、どこだ。どこに連れてこられたんだ、いや九井さんの家なのは分かってるんだけど、車移動だったもん、だって。
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九井｢送ってく、休みの電話もしてやった｣
｢え｣
九井｢道覚えろよ、オマエから来るんだからな、オレが呼んだら。あと、……………いや、なんでもねーわ｣
｢あ、はい。ありがとうございます｣
九井｢ほら、行くぞ｣
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特に私と彼が、そのようなことをした訳もなく、ただひたすらに寝ていたらしい、私は。
だから、特に何も無いと言うよりは、私が泣き寝落ちしたらしい、面目ない。
けど
泣いてる時、触れられていたところは確かに熱かったけど、暖かったし、優しさは伝わってきていたから、勘違いではないと思う。
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あれは確かに、三葉くんだったって、思う。
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昨日とは違う高級車に乗り込んだ、車の中の匂いが好きじゃなくて、うぇっとしてしまう。
昨日のあれは夢だったのかもしれない。
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ちょき。(プロフ) - 十六夜夏希さん» まだ2人とも囚われてるような感じになってます！！ 少しずつですが、物語が動き始めつつありますので、見守って貰えたらです！ コメントありがとうございました！ (2021年12月5日 9時) (
レス) id: 186429bef0 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜夏希(プロフ) - え、めちゃくちゃ切ない…。それぞれの囚われている感がめっちゃ好きです。ココの推しもっと増えろ。(笑)更新頑張ってください！ (2021年12月1日 2時) (レス) @page38 id: 1ab5df6e8d (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - ココオタクって言われてしまったうち喜んでいいのやら😩 (2021年11月30日 0時) (レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
ちょき。(プロフ) - ちえさん» 九井くんいいですよね！！わかります！！私も好きです！ 今回は九井くんメインのお話でしかも長めのお話なので、楽しんで貰えたらです！ コメントありがとうございました！ (2021年11月28日 23時) (レス) id: 186429bef0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - ココが推しなのでこういう話しがもっと見たいです。 (2021年11月26日 19時) (レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょき。 | 作成日時：2021年11月22日 13時
