帝統が拾った女の話3 (ページ27)

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みんなでページ27

帝統side

Aが乱数にもクッキーを

渡したいって言ったから

結局、4人で集まって

プチパーティーをすることになった。

乱数「来たよ～！

ピザ買ってきたから皆で食べよ～！」

幻太郎「せっかく勝ったのに…。」

乱数「あれぇ、げんたろ～？

元気ない感じ？？」

帝統「昨日2人で賭けたんだよ。

勝った方が今日一日Aを

独り占め出来る事になって、

幻太郎が勝ったんだけど

結局こうなっちまったから…。」

乱数「あははっ、なるほどね～！

ま、僕は賭けてないから、遠慮なく！」

そう言ってAに抱きつく乱数。

幻太郎「ダメです！

Aは今日一日小生のものです！」

奪うようにAを抱きしめる幻太郎。

帝統「……なぁ、俺もしたいんだけど～。」

幻太郎「帝統は賭場に行こうとした罰です！

少しは反省して下さい！」

乱数「ぇ、だいすぅ、

Aが居ないからって

それはさすがにどうなの？」

帝統「っ、……幻太郎、

なんで言うんだよっ！」

A『？？？だいす？

………どこ、いくの？』

っ、…幻太郎のやつ…余計なことを…

帝統「ぁー……どこにも行かねぇよ？

………(ﾎﾞｿｯ)Aがいる時は…。」

乱数「……帝統、さいてー。」

幻太郎「そんなこと言うなら、

本当に小生がAを貰います。」

帝統「まっ！嘘！嘘だから！

Aは渡せねぇっ！」

乱数「なら、もうギャンブルは

しないって言えるー？」

幻太郎「言わないのであれば、

小生がいただきますよ。」

くっそ！！……こいつら……！

A『…………ｸﾞｩｰｰｰ……

…………まだ？？……』

乱数「あー、ごめんねっ！

お腹すいたよね～！食べよっか！」

幻太郎「すみません、

待たせてしまいましたね。頂きましょう。」

ふぅ……Aのおかげで助かった…。

けど、ちゃんと考えないとな…。

俺は、どうしたいんだろう。

食後にAが一人で作ったっていう

クッキーをみんなで食べる。

A『だいす……ん、あーん。』

帝統「え、い、いいのか？」

A『……ん、……や？』

帝統「やじゃない。…あーん」

ﾓｸﾞﾓｸﾞ

帝統「……へぇ…美味ぇ。

A、あんがとな。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

A『……ふふっ。ん！』

乱数「帝統だけずるーい！

A、僕にも、あーんして？」

幻太郎「小生にも、お願いします！」