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我が家の ページ7

一郎side







Aからの電話の後、

早めに仕事が片付いて帰宅すると、

野菜を切ってくれているAがいた。



一郎「ただいま。

なんもしなくて良かったのに。

わざわざありがとな。」



A「二人ともお腹すいてそうだったから。

でも、帰ってきたならパスする。





私…実はちょっと頭痛くて。

二人には言わないでおいて欲しいんだけど。」




コソッと、小さな声で

そう伝えられ、少し申し訳なくなる。



一郎「それなら尚更

休んでくれてて良かったぞ。


…あんま無理すんなよ。

Aの事になると二郎がすげぇ心配するし。」



A「うん、今日は早めに休む。」





そう言って、夕食作りを代わると

二郎のもとへ行き、肩にもたれていた。



二郎「A?どうしたの?」




A「ちょっと眠いだけ。

ご飯の時寝てたら起こして。」



二郎「ん。お疲れ様。」



二郎がAの頭を撫でていれば、

すぐに寝息が聞こえてくる。





あまりうるさくしないようにして

カレーを作り、テーブルに並べたところで

Aを起こして、4人で食べる。



二郎「んん!やっぱり兄ちゃんのカレーが

一番美味いね!」



三郎「いち兄はやっぱり天才です!」



一郎「ははっ、ありがとなぁ。」




ふと、静かなAに目をやれば、

微笑ましそうに、だけど

少し寂しそうにこちらを見ていた。




……どうした?そう聞こうとして、やめた。

きっと今聞いても、はぐらかすだろう。




後で、二人がいない所で聞いてみよう。






その事を心に留めておきながら、

それぞれ食べ終わり、リビングでくつろぐ。





……今日は余程疲労が溜まっているのか

またテレビを見ながら寝てしまったAを

二郎が自分の部屋へ連れていき、

そのまま二人とも寝てしまったようだった。




風呂に入り、寝る支度をして、

三郎と挨拶を交しお互いの部屋へ入る。









翌朝、いつも通りに目を覚ますと、

Aはいつものように一番早く起きて

朝食の準備をしていた。



一郎「…今日くらい、俺がやる。」



A「もう大丈夫だよ?」



一郎「それでもだ。」



A「仕事休んじゃった日から

何となく体が訛っちゃってるんだよね。」



一郎「……疲れてんだろ。

無理すんなって。」



A「うーん…まぁ分かった。」

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ゆず(プロフ) - 真月さん» 丁寧な感想をありがとうございます!!あと少しで終わらせますが、もう少しお付き合い下さい!頑張ります、ありがとうございます!! (2019年11月12日 20時) (レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
真月 - コメント失礼します。とっても面白くて読みやすかったです!主人公ちゃんの性格もよくて自分にドストライクでした笑これからも頑張ってください!応援してます!長文失礼しました。 (2019年11月12日 14時) (レス) id: 20c8a19ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 碧萌-みなも-さん» ずっと読んで下さっててありがとうございます!誤字脱字とか多いですし、語彙力無いのでそんなに言って頂けて恐縮です....><それから、ご指摘ありがとうございました!確認したつもりで出来てませんでした〜;; (2019年10月24日 18時) (レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
碧萌-みなも-(プロフ) - そして、「素直」の回でメッセージが文字化けしちゃってます…! 恐らく(笑)の閉じカッコで文章の終わりだと機械が認識しちゃったのかと…!  (2019年10月24日 16時) (レス) id: bcfe55f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
碧萌-みなも-(プロフ) - 突然失礼します! 帝統の小説から読ませていただいておりました! 無駄がないわかりやすい文章にスラスラと読めてとても好きです!!  (2019年10月24日 16時) (レス) id: bcfe55f8c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2019年10月23日 19時

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