先輩 ページ6
Aside
職場の先輩。
少し歳上で、女性社員にも
密かに人気がある。
……だけど、彼は残念ながら
恋愛対象が男性だったりする。
だから、女性社員からの黄色い声が
密かに彼のストレスになっているらしい。
場所は忘れてしまったけど、
先輩がプライベートで
男性と親しげにしているところに
なんの迷いもなく声をかけてしまい
すぐには気づかなかったが
先輩の方から暴露されたんだった。
私はそういう事に特に抵抗はなくて
そうなんですか、といつもの通りに返したはず。
その返答を聞き、何故か私を気に入って下さって
それからは、他の社員には言えない
悩みや愚痴を聞いてあげている。
あまり仲良くすると周りの目が怖いから、
職場では必要以上の絡みはない。
それに、彼の価値観は女性的で、
どちらかと言えばイケメンな方だけれど
感覚としては女友達と話している気分。
だから、そんなに嫉妬をする
必要はないのだけれど、
そのことを説明しても納得がいかないらしい。
二郎「職場でどうしてるとか
俺見れないからほんとの事分かんねぇし…。」
A「それは二郎もでしょ？
二郎はモテるって聞いたよ。
女の子に言い寄られたり、
沢山声かけられるんじゃない？」
二郎「っ……俺は、
A以外の女興味ねぇし…。」
A「私もそうなんだけどな。」
そう言ってしまえば、返せる言葉がないのか
黙り込んでしまう二郎。
A「…今度、先輩連れてご飯行ってみる？
話せばきっと分かるよ。」
二郎「は！？…行かねぇよっ。」
うーん…どうしたものか。
悩んだ末に、この話題は一旦保留にして、
夕食のことでも考えよう。
A「今日は何食べたい？
メニュー、思い浮かばないんだよね。」
二郎「唐揚げ。ハンバーグ。」
A「それはまたお弁当でね。
それ以外でお願い。」
二郎「うーん……カレー？」
A「カレーかぁ。
カレーは一郎の方が美味しいからな。
早く帰って来れるなら、頼もうかな。」
スマホを弄り、一郎に電話をする。
ｶﾞﾁｬ
一郎「もしもし、A？どうした？」
A「今日何時くらいに帰って来れそう？
早いなら、カレー作って欲しいなって。」
一郎「お、いいぜ。
最近Aに任せっきりだし、
たまには俺が作るよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆず(プロフ) - 真月さん» 丁寧な感想をありがとうございます！！あと少しで終わらせますが、もう少しお付き合い下さい！頑張ります、ありがとうございます！！ (2019年11月12日 20時) (
レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
真月 - コメント失礼します。とっても面白くて読みやすかったです！主人公ちゃんの性格もよくて自分にドストライクでした笑これからも頑張ってください！応援してます！長文失礼しました。 (2019年11月12日 14時) (レス) id: 20c8a19ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 碧萌-みなも-さん» ずっと読んで下さっててありがとうございます！誤字脱字とか多いですし、語彙力無いのでそんなに言って頂けて恐縮です....＞＜それから、ご指摘ありがとうございました！確認したつもりで出来てませんでした〜;; (2019年10月24日 18時) (レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
碧萌-みなも-(プロフ) - そして、「素直」の回でメッセージが文字化けしちゃってます…！ 恐らく（笑）の閉じカッコで文章の終わりだと機械が認識しちゃったのかと…！ (2019年10月24日 16時) (レス) id: bcfe55f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
碧萌-みなも-(プロフ) - 突然失礼します！ 帝統の小説から読ませていただいておりました！ 無駄がないわかりやすい文章にスラスラと読めてとても好きです！！ (2019年10月24日 16時) (レス) id: bcfe55f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆず | 作成日時：2019年10月23日 19時
