素直 ページ5
Aside
二郎の最後のメッセージは
独占欲だろうか。
とても可愛くて、つい何度も見返す。
返事はなんて送ろう？
そんな事を悩んでいると、
後ろから後輩ちゃんに画面を覗かれる。
後輩「え、お弁当作ってあげたんですか？」
A「ちょっ、見るな。」
後輩「まぁまぁ。
それより、すごい喜ばれてるじゃないですか。
わざわざ感想を言ってくれるなんて
凄く嬉しいですよね。」
A「そう。
もう…可愛くて…返事なんて返そうかなって。」
後輩「…急に惚気ないでくださいよ。
思った事返せばいいじゃないですか？」
A「それはそうなんだけど。
うーん…そうだな……。」
悩んだ挙句、いつも通りに返す。
A分かった分かった笑
じゃあ今度は二郎の分だけ作ってあげる。
二郎やった!
俺、またハンバーグがいい!あと唐揚げも!
すぐに返事が来たことに少し笑い、
返事をしてやり取りを終わらせ、
残りの仕事を進めていく。
そして定時に上がって会社を出ると
二郎が待っていた。
A「二郎。」
二郎「っ！おつかれ様。」
A「うん、二郎も、お疲れ様。」
二郎「ん。」
そうして歩こうとしたところで、
誰かに呼び止められる。
振り返って声の主に目を向けると
同じ職場の先輩だった。
先輩「Aさん、忘れ物。」
手渡されたのは、家の鍵。
A「わっ！ありがとうございますっ。」
これが無くては家に上がれない。
こんな大事なものを忘れるなんてと思いつつ、
気づいて私に来てくれた先輩に感謝する。
先輩「また戻ってくるの大変だろ？
それにAさん、一人で出歩くのは
危なそうだしさ。」
A「そうですね…
その時は、二郎について来てもらうかな？
けど、そうしなくて済んで良かったです。
ありがとうございました。
それじゃ、お疲れ様でした。」
先輩「うん、お疲れ様。」
先輩と別れ、歩き出すと、
無言で着いてくる二郎。
その顔はどこか怒っているみたいだった。
A「……職場の先輩だよ？」
二郎「…分かってるけどさ…
男とあんな親しげにする必要あんの？」
そう、先輩は男だ。
たしかに、先輩とは後輩ちゃんと同じくらい
実は仲がいい。
他の社員さんには秘密だけど、
プライベートでたまに
ご飯に行くくらいの仲だ。
だけど、それには理由がある。
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ゆず(プロフ) - 真月さん» 丁寧な感想をありがとうございます！！あと少しで終わらせますが、もう少しお付き合い下さい！頑張ります、ありがとうございます！！ (2019年11月12日 20時) (
レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
真月 - コメント失礼します。とっても面白くて読みやすかったです！主人公ちゃんの性格もよくて自分にドストライクでした笑これからも頑張ってください！応援してます！長文失礼しました。 (2019年11月12日 14時) (レス) id: 20c8a19ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 碧萌-みなも-さん» ずっと読んで下さっててありがとうございます！誤字脱字とか多いですし、語彙力無いのでそんなに言って頂けて恐縮です....＞＜それから、ご指摘ありがとうございました！確認したつもりで出来てませんでした〜;; (2019年10月24日 18時) (レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
碧萌-みなも-(プロフ) - そして、「素直」の回でメッセージが文字化けしちゃってます…！ 恐らく（笑）の閉じカッコで文章の終わりだと機械が認識しちゃったのかと…！ (2019年10月24日 16時) (レス) id: bcfe55f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
碧萌-みなも-(プロフ) - 突然失礼します！ 帝統の小説から読ませていただいておりました！ 無駄がないわかりやすい文章にスラスラと読めてとても好きです！！ (2019年10月24日 16時) (レス) id: bcfe55f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2019年10月23日 19時
