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違和感 ページ36

一郎side









二郎が最近変だ。



Aから離れる事を極端に嫌がる。


今までこんな事、

俺に対してだって無かったのに。





Aに理由を聞こうにも

二郎が隣から離れようとしないせいで

なかなかタイミングがなかった。






それからしばらくして

いつもは二郎と三郎にも手伝ってもらうような

案件の依頼があったが、

二郎は手伝おうとはせずAに引っ付いていた。

仕方なく三郎と二人で依頼をこなし、


夜、家に帰ればいたはずの二人がいなかった。





三郎「Aの家へ行っているんでしょうか?」



一郎「そうかもな。

飯、どうすんのかな…。



とりあえずメッセージは入れたし

作りつつ、返事を待つか。」









その後、夕食が出来上がっても

二人から連絡は無く、

その日は三郎と二人で食べることになった。





次の日、二郎は朝に帰ってきて

そのまま着替えて学校へ向かった。




その日のお昼、Aから

昨日連絡が無かったことへの謝罪と

帰りに会社の前で待っていて欲しい

という内容のメッセージが入った。




二郎が迎えに行くものだと思っていたが

Aがそういうのだからと

了承の返事をして、それまでに依頼を片付けた。









夕方、言われた通りに待っていると

Aの姿を見つけ、駆け寄る。



A「一郎、お待たせ。」



一郎「おう。今日、二郎は?」



A「今日は先に帰っててって言った。


もう、大丈夫そうだったから。」




一郎「……聞いてもいいか?」



A「うん。


多分、私がいなくなるような

嫌な夢を見たんだと思う。



夜中、喉が渇いてベッドを抜け出してたら

二郎が起きてきて……少し、泣いてた。



その日は落ち着かせてから寝たんだけど

それからかな、離れなくなったの。




昨日、一郎と三郎がいない間に

二郎と二人で過ごして、

不安を少しでもなくそうと思って

少し、話したり……した。




それで、もう平気って。」





一郎「……そっか。


落ち着いたならよかった。




ちょっと……依存、みたいになってたから

放っておくのも良くねぇと思ったんだけど

Aに聞くタイミングもねぇし、


二郎は話したがらないしで、

どうしたもんかと思ってたんだ。」





A「うん、

二郎自身、どうしていいか

多分わかんなかったんだと思う、


そんな感じがした。」





一郎「そうか。」

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ゆず(プロフ) - 真月さん» 丁寧な感想をありがとうございます!!あと少しで終わらせますが、もう少しお付き合い下さい!頑張ります、ありがとうございます!! (2019年11月12日 20時) (レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
真月 - コメント失礼します。とっても面白くて読みやすかったです!主人公ちゃんの性格もよくて自分にドストライクでした笑これからも頑張ってください!応援してます!長文失礼しました。 (2019年11月12日 14時) (レス) id: 20c8a19ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 碧萌-みなも-さん» ずっと読んで下さっててありがとうございます!誤字脱字とか多いですし、語彙力無いのでそんなに言って頂けて恐縮です....><それから、ご指摘ありがとうございました!確認したつもりで出来てませんでした〜;; (2019年10月24日 18時) (レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
碧萌-みなも-(プロフ) - そして、「素直」の回でメッセージが文字化けしちゃってます…! 恐らく(笑)の閉じカッコで文章の終わりだと機械が認識しちゃったのかと…!  (2019年10月24日 16時) (レス) id: bcfe55f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
碧萌-みなも-(プロフ) - 突然失礼します! 帝統の小説から読ませていただいておりました! 無駄がないわかりやすい文章にスラスラと読めてとても好きです!!  (2019年10月24日 16時) (レス) id: bcfe55f8c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2019年10月23日 19時

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