レンタル彼女【チョロ松】 ページ7
「二人のすれ違いがね…！僕もう途中から泣きそうだった。」
「私泣いてたよ…」
「でも最後ハッピーエンドだったから、こっちとしても救われたかな。」
「あれでバッドエンドだったら今日おなか壊してたわ…」
「あっは、間違いない！」
チョロ松さんと話していると普通に楽しい。どうしよう、時間が差し迫っているのがもったいないなぁ…。
二人で映画を見てずびずび泣いたせいか、それとも日中の長い時間を過ごしたせいか、お互いの緊張は消えていた。
「結局キーホルダーも買ってもらっちゃって…ありがとうね。」
「い、いえいえ！軽いもんです！」
自然に買ってもらう流れになってもらったキーホルダー。
白地に金やパステルカラーの花があしらわれている金属製のものだ。
このサイズなら隠せるだろうし…なんてったってかわいいし。
「Aちゃんってほんと優しいよね。なーんか他の二人とは違うというか…あ”…っ！」
「ありが…どうしたの？」
「昨日！！！！そうだよ昨日！！！」
ｶﾞﾀｯ、と椅子を鳴らせてチョロ松さんが立ち上がる。
「昨日うちの兄に何かされませんでした！！？」
「………！！！！」
周りの客が『は？』とこちらを振り返る中、焦っているのか冷や汗を流しながら問われる。
確かにあったけど…な、なんでチョロ松さんがそれを…！！
『あっれぇ、懇願？早くね？』
『…だいじょーぶ、優しくすっから…』
『………ってことになりかねねーから、バカなことやめてさ。さっさと戻っておいでよ…』
ﾎﾞｯ…！！と顔が熱く…。
無意識的に思い出さないでおこうとしていた記憶が蘇る。
思わず、襟下の鎖骨付近に指を添わせた。
「あ、…えっと、おそ松君から何か聞いた？」
「…何も。ただ、前日に…あまりにもAちゃんが優しいからって話してて…あ、いや…だからどうってわけでも…むむ。」
おそ松さんに言われたことと、今の会話を照合する。
昨日の行為は『正体はAだろ』と確認するための揺さぶりだった。
今の話を聞けば、その前日に既に『AはAかもしれない』もしくは『Aはなんか怪しい』説が出ていたということだ。
AとAが同じではないか、と思われているなら、もう少し松野さん達の態度が変わってもおかしくないはず…。現にチョロ松さんは私をただのAだと思って接してくれている。…と思うから…。
あの揺さぶりはおそ松さんの独断…あと、一松さんが怪しいか。
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ルシア(プロフ) - 詳しく説明して頂いてありがとうございます！！甘すぎず距離感もほどよくてほんとに面白いですww (2017年4月13日 16時) (
レス) id: 8774ee6d9a (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - ルシアさん» 楽しんでいただけているようで嬉しいです！コメントありがとうございました(*ﾉωﾉ) (2017年4月13日 0時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - ルシアさん» 矢印の数で考えると、現時点ではおそ松よりも、カラ松の方の好感度が高く。チョロ松の行で考えると、夢主の方がチョロ松よりも相手の事が好きということになります。 夢主と一松はは好きという気持ちが募っていますが、まだお互いに寄りつけない関係です。 (2017年4月13日 0時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - ルシアさん» うおおルシア様ご愛読ありがとうございます＆ごめんなさい解りにくいですよねｗｗ →が夢主が相手松を好き、←が相手松が夢主を好きという意味です。矢印の数が多いほど好きということになります。■は矢印だけだと見づらいと思ったので中央点として設けています。 (2017年4月13日 0時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ルシア(プロフ) - ダメだ、私の頭の悪さだと、一番はじめの好感度の見方がわからない､､､。全体的に面白くて読みごたえがあります。これからも更新頑張ってください(ФωФ) (2017年4月12日 23時) (レス) id: 8774ee6d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよ | 作成日時：2016年5月27日 22時
