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貴方「私の辛い過去少し出る」奏「思い出したら私の胸で泣いていいからね、また」貴方「////黒歴史掘り返さないで、8話だよ」奏/奏斗「(可愛い)」 ページ9

おい、待て


私なんも聞いてないよ


ほんっとなんも聞いてないよ


私の心大荒れ中


そんなこと気づかず奏斗さんと奏さんはポンポン進めてる


奏斗「家族になるんだから新しく戸籍作った方がいいだろうか?」


奏「それは、Aちゃんが決めたらいいと思うけど。」


奏斗「まあ、それもそうだな」


奏「じゃあ、お布団とかお皿とか着物会に行かなくちゃね」



奏斗「その前に家にいれて飯でも作ってやれ」


奏「そうね。じゃあ、入りましょうか、Aちゃん」


そう言って、私の手を引くの奏さん


でも、私は手を払ってしまった


奏「あら、手をつなぐの嫌だった?」


奏さんは手をつなぐのが嫌だと思ったみたい


貴方「あの、そういう事じゃなくて」


自然に視線が下にいく


今聞こうとしていることを聞いて機嫌を損ねないとは限らない


奏「じゃあ、どういう事?」


そんな私に視線を合わせて優しく言う


貴方「・・・私はどこぞの馬の骨かもわからないのにそんなホイホイと家族になろうと言うのはめ、迷惑なんじゃないですか。お気持ちは嬉しいけど私と家族になって損にならないとは限らない。だから 奏「そうかもね」なら‼」


私の言う事を肯定する奏さん


顔をあげると奏さんと目が合う


奏さんは優しい顔で言った



奏「でもね、私、いえ、私たちは別に貴方と家族になるということに損得を求めていないわ。私たちはただ貴方と家族になりたいと思ったから言ったの。まあ、貴方が嫌なら施設とか引き取ってくれる所を探すけど」


最後の1文はなんか悪意を感じる


けど嬉しかった


自然に涙が出た


だって、前は皆私が邪魔で引き取り先の擦り付け合いをしていた


両親が死んでも悲しまなかった


面倒なものを残していったと呟いていた人もいた


別に私は邪魔でもよかった


でも、両親が死んだのに誰も悲しまないのはおかしい


そんなにどうでもよかった人だったの


私の両親は


私は悲しかった


それに絶望した


私が生きている世界がこんな世界だなんて


そんな思いはどこにもぶつけられないまま引き取られた


でも今回は違った


奏さんと奏斗さんは面倒だとは思わず自ら進んで言ってくれた


それがうれしかった


奏斗「悲しかったら泣いていいんだ」


奏「辛かったら泣いていいの」


奏斗/奏「貴方を/お前を縛る者もないんだから」


その言葉で今まであったものがいっきに込み上げてきた


私は泣いた


大声で奏さんの胸の中で

貴方「この状況を突破するには、どうすればいい?」奏「あはは、そんなに考えなくても・・・あ、9話ね」→←貴方「狼塚兄妹美男女ですね」奏斗「そうか?」貴方「そうです。あと、7話です」



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あい(プロフ) - 面白かったです!! 続き楽しみにしてますねーー (2022年1月17日 15時) (レス) @page30 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
- 夢です。暗闇さん、蒼真さん、コメントありがとうございます。不定期更新で至らないところもありますが精いっぱい頑張って書くのでよろしくお願いいたします。 (2020年1月24日 21時) (レス) id: f498791362 (このIDを非表示/違反報告)
蒼真(プロフ) - おもしろかったです!続きを楽しみにしてます (2020年1月9日 14時) (レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
暗闇 - はじめまして暗闇です。更新頑張ってくださいね。楽しみにしてます。 (2019年12月22日 20時) (携帯から) (レス) id: 737802ebc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年5月9日 19時

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