PEACE!! 20 ページ20
食事を注文してひと息つくと、おもむろに目黒くんがコップの水を勢いよく飲み干した。
「あのさ、喜多川に言っておきたいことがあって」
「う、うん・・・何・・・?」
「オレたち、付き合うことになった」
ん??オレ、たち・・・?
ちょっとよくわからない。オレと、誰?
固まってしまっていると、目黒くんと阿部さんが恥ずかしそうに目を合わせた。
「そういうことだから。それで、喜多川に頼みがあって・・・」
「ままま待って!!え、付き合うって、誰と誰が?」
「オレと阿部さん」
大きな声を出す寸前に、手で口を塞いで正解。よくやった、私の無意識と反射神経。
「え、だって、待って・・・阿部さんて、その・・・」
「佐久間くんと噂になってんの、知ってる?」
言い淀んでいたら目黒くんがズバッと言ってくれた。その眉間は厳しい。阿部さんも困ったように眉尻を下げた。
「うん。私も、てっきりそうなのかと・・・」
「あー、やっぱりそっかぁ・・・なんか、オレが変なふうに答えちゃったみたいなんだよね。それで・・・」
料理が運ばれてきて一度会話が途切れた。
熱すぎるあんかけ炒飯にはなかなか手をつけられないでいると、阿部さんが続きを話し出した。
「オレはさ、別にいいんだけど。佐久間はそうじゃないから」
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ちるこんぶ(プロフ) - おはよう。ちょ、早く言ってくれよ。ダッシュで読みにきたじゃん。好きなキャラしかいないじゃん。目黒いいやつじゃん。続き全力待機してます (2022年6月30日 6時) (レス) id: a98e530ee3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき乃 | 作成日時:2022年6月26日 17時