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melty. 46 ページ46

「A」

低い声で囁かれて、身体の奥深くがずくんと疼いた。

抱えられるようにして店を出る。

「雪だ」

白いわたぼうしのような雪が、空から次々と舞い落ちる。

それきり、寄り添った私たちは何も話さずに、グランドール壱番館へと帰ってきた。

いつものように、前を行く涼太さん。

今夜は、一緒にいてほしい・・・酔うはずのないアルコールに酔ったって、理由なんかなんでもいいから。


あなたが、ほしいの。


2階の踊り場でくるりと振り返るはずの涼太さんは、いつまでも背中のままだ。

「りょうたさ・・・」

突然、大きな身体に包まれた。

かすかに甘い香り。温かな体温。しなやかで逞しい肉体。

彼の全てが、私に重なる。

「俺のものに、なる?」

「うん」

迷いなく、うなずいた。

顔を上げたら、涼太さんの眼差しに射抜かれて、全身が痺れてしまう。

引き合うように唇が重なり、そのまま腰を抱き寄せられて304号室へとなだれ込んだ。



「A・・・可愛いな。俺に全部見せて・・・」


「・・・りょう、た・・・ッ!」



初雪が舞う夜の中、ワインレッドのシーツの上で、


全てを曝け出して、


全てを受け止めた。




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設定タグ:宮舘涼太 , SnowMan , 妄想
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ゆき乃(プロフ) - ぱーぷるさん» コメありがとうございます!ダテ様は精神的にも肉体的にもすっぽり包み込んでくれそうですよね(*´艸`*)何も言わなくていいから、ぎゅっとしてあげてほしいです。 (2021年1月25日 18時) (レス) id: 631b1f3a24 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる(プロフ) - 一気読みさせて頂きましたが、本当に素敵なお話でした!きっと店長さんの包容力があれば主人公ちゃんはいつまでも笑顔で幸せに暮らせるんだろうなぁと思うと私もとてもほっこりしました。こんなに素敵なお話に出会えてよかったです! (2021年1月25日 4時) (レス) id: 4e02930991 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき乃(プロフ) - ちるこんぶさん» キュンできてたらよかったー!2021年もマイペースに応援していきますよ(^ ^) (2020年12月31日 13時) (レス) id: 631b1f3a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき乃(プロフ) - あーりーさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました!50に収めたかったので、最後駆け足になっちゃいましたね(^^;)また彼らが動き出す時がきたら、そのときはよろしくお願いします! (2020年12月31日 13時) (レス) id: 631b1f3a24 (このIDを非表示/違反報告)
ちるこんぶ(プロフ) - おつかれっした!年明けにきっと怒涛の露出があるにちがいない。またキャッキャ言おうね(^^)今年もキュンをたくさんありがとう! (2020年12月31日 0時) (レス) id: abe1eed177 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき乃 | 作成日時:2020年12月15日 8時

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