運命だから (ページ11)

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しっかり次の日もいつも通りクンが早起きし、クンが私を起こし、私がテンを起こす。
今日はクンが迎えに来てくれるからあのビジュアルの横に居ても恥ずかしくないように丁寧にメイクをし、久しぶりにカラコンもつけた。いつもは羽織るカーディガン、Tシャツにスキニーにスニーカーというとにかくシンプルなスタイルが多かったからワンピースを着てみたし我ながらいつもより可愛い気がする。

「わ〜さすがA、普段も綺麗だけど今日は更に綺麗だねそのワンピースよく似合ってる」

「テンと遊ぶ時は可愛くしないのなんでなの？！ Aは可愛いな〜電車とか学校とかで気をつけるんだよ？」

『ああぁ2人ともありがとう!! クンが迎えに来るから隣に居ても恥ずかしくないように頑張ってみたの笑』

「パジャマですっぴんでも綺麗だよ」

「テンもメイクとかいらないと思うしてても可愛いけど」

『朝から褒められちゃって気分バク上げだよあははっ』

気をつけてね〜！行ってらっしゃい！とキラキラスマイルでお見送りしてくれたクンにニヤニヤしてテンちゃんと駅に向かう。

「あ〜同じ大学だったらな〜寂しいしこんな可愛い子1人で行動させたくないんだけどみんな見てるし。」

『うーんテンちゃんのオーラ凄いよ、私目が慣れただけで外出るとやっぱ圧勝だな〜って思う』

「テンが見られてるのはいつも！ Aが取られないように今だけカップルごっこしなきゃ」

テンはバスの中で手を繋ぎ私に寄りかかってニコニコしている。

『重い』

「このくらいしなきゃ！」

『隣にテンがいるんだからそんな事しなくても安心だよ』

「はーーー一人で行かせたくない学校でちゃんと友達と行動するんだよ？」

『分かってるって！大丈夫！』

テンと別れて電車に乗り音楽を聴きながら向かう

学校につきスヨンとヘビンの席を確保し音楽を聴きながら
低糖質なクッキーを食べる。

それから2人とも来てメイクやワンピースを褒めてくれて
美男美女から褒められモチベが上がり単純なのでかなり授業を頑張れた。

3人で食堂に向かいこのご飯も美味しいけどやっぱクンちゃんでしょ〜と考えながら
あそこの店の店員さんがかっこよかった、
最近アイシャドウを変えた
など楽しく報告し会った。

トイレから出て2人の元に戻ろうとした時
「ちょっと待って！」と声をかけられた。
振り向くとアニメから飛び出してきたような
怖いくらいのあのイケメンがいた。