【オリジナル】俺が妖とか聞いてない【男主】

好きじゃない ページ44

あ「知らずに､､､なわけないでしょ｣

ルイ「気づくに決まっている」

『ほんま弱く見られたもんやで』

鶴「失礼しちゃうわ」

半妖、烏族の頭、元最強陰陽師、そして今更だが鶴羽は東屋町の長である

そんな四人に気づかれないはずもなく

あ「捕まえたったで」

ルイ「突然の関西弁」

？「離せ！」

『なんやこいつ、日本人じゃないな』

黒い影の人物を縛り札で捕まえたのだが、深くフードをかぶっており、頑なに顔を見せようとしない

あ「なんで 日本人じゃないなって分かるんだよ」

『日本人やと妖力を感じるんやけどな、もっと別のものやねん、なんやろなコイツ』

グイっと顔をのぞき込む

？「みるな！」

ルイ「おい、その声聞いたことあるぞ」

？「ッ、」

あ「え ルイの知り合いなの？」

鶴「そう言えば、あなた背中になにか入れてるの?」

名も無き人物の服を徐ろにめくる

おい オカマそれ普通にセクハラだからな

あ「羽？ってことはカラス､､､にしては違うな」

捲られた背中からは黒い羽、しかし ルイや烏族のみんなにあるような羽でない

ルイ「お前､､､もしかして アキか？」

『なんや 知り合いか』

？「､､､ぐずっ ぅあっ、ルイぃい」

縛り札を破り ルイに抱きつく

その時にちょうどフードが取れた

地味に縛り札破られたのがショックとかは今は黙っておこう

あ「金髪だ」

鶴「ショタっぽいわね」

『この烏と同じ目の色やな』

ジロジロとのぞき込む俺たちを見て更に泣きつく

あ「知り合いなの？」

ルイ「あぁ、従兄弟だ｣

あ「そういえば ハーフだったな」

ルイ「母親の兄妹の息子だ」

なるほど

『ほんで なんで従兄弟がこんな所おるんや』

鶴「まさか家出とかじゃないの」

ルイ「そうなのか？」

アキ「､､､。」

あ「アキくん黙ってたら分かんないよ」

アキ「俺は、､ぐずっ、と､､､､､ずる。」

あ「ん？」

ルイ「はっきり話さないと分からないぞ」

アキ「俺はルイと結婚する！、ぐずっ」

鶴「まぁ」

『まさかの求婚かいな』

あ「は？」

ルイ「お前まだそんなことを」

あ「は？」

え、普通 俺の事を好きな奴が現れて、ルイが嫉妬するパターンだろ

なんでルイに現れてるの

これ俺が嫉妬する役じゃん

いや別に嫉妬なんかしないけど

クズグズになった泣き顔をルイの服に擦り付ける

ちらっと見えた口元が嫌な笑を浮かべていた

あ「クソガキが､､､」

嫉妬はしてないしルイの好きにすればいい

ルイのことなんて好きじゃないし

聞きたくない→←ラブはない

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