【オリジナル】俺が妖とか聞いてない【男主】

追いつかない ページ3

気が付けば 見たことある天井

そうだ、ここ ルイの部屋だ

あ「待て待て！落ち着いて寝てる場合じゃない！」

ル「おはよう」

あ「おはよう ルイ、、、じゃなくて！さっきのあれなんだよ！」

ル「だから 猫又あ「そうじゃなくて！烏とか何の話！わけわかんねぇ！」うるさい」

あ「それに 俺が狐と人間のハーフ！？ハーフはお前だろ！」

ル「だまれちょっと」

口に何か柔らかいものが当たり、そっと離れる

あ「は！？」

ル「妖力回復ありがとさん」

あ「お前何言ってんの」

ル「簡単に説明してやるよ」

俺は絶滅した狐(母)と絶滅した人間(父)のハーフらしい

そして両親は俺を生んだと同時に死亡、その際 母親の傘下にいた烏族が俺の面倒を見ることに

一族で17年間俺を守っていたらしい

ここの街にいる人達は人ではなく全員、烏の妖怪らしい

そして この地球上に人間は誰もいないそうだ

人間のハーフは俺だけらしい

あ「だからってなんで学校が襲われたんだ。今までそんなことなかったのに」

ル「今日 お前誕生日で18歳だろ。お前の父親が17までは妖力を封印してたんだよ」

あ「封印・・・」

ル「お前の母親は、妖の中でも一番妖力があり誰も逆らうことはできなかった。
そしてお前の父親は最後の陰陽師。こいつも強い力を持っていた。
その間に生まれたA、俺たち妖にとってはおいしい獲物だ」

あ「なんで」

ル「昔から人間と妖のハーフは強力な妖力を持つといわれていた。
その唾液を飲めば妖力を回復し
その血を飲めば傷が癒える
その肉を食えば、永遠の命が手に入るそうだ」

あ「俺にそんな力が？」

ル「そう、だから俺はさっきお前の唾液を少しもらった、おかげで妖力は回復した」

話がぶっ飛びすぎていてわからない…

ル「お前はこれから半妖として生きるんだ」

あ「でも俺は妖力も使い方もわからない」

ル「まぁそうだろうな、尻尾と耳がずっと出ている」

あ「え...」

頭に手を当てれば柔らかいふわふわしたもの

下を見るとモフモフした尻尾ようなもの

あ「なにこれ！？」

ル「あぁやっぱ9本か」

あ「なにが！」

ル「尻尾の数。お前母親似だしなぁ
それにしても、これちゃんとコントロールしないと。町中歩くたびお前食われるぞ」

それもそうだ、こんな姿自分が狐と人間の半妖と言っているもんだ

ル「それと、安心してるかもしれないが俺もお前狙ってるから」

あ「はぁ！？」

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