【オリジナル】俺が妖とか聞いてない【男主】

貰えない ページ18

〜遅めのお正月とかキニシナイ〜

あ「お父さん、お年玉頂戴」

『何言っとるんや､あの人らからもろたやろ』

あ「あぁ、父さん母さんもくれたけど"お父さん"はまだでしょ？」

コタツにもぐりゴロゴロとするお父さんの足を蹴る

『なんや、死人からもそんなんもらおうと思ってんのかいな、がめついやつやのぉ』

あ「学生にはお金が必要なんだよ」

『はいはい、じゃあ 手ェ出しい』

コタツからよっこらせと、体を起こし手を差し出す

お父さんはと言うと 立ち上がり懐から何かを取り出すと俺の手のひらに落とした

あ「なにこれ」

『お年玉やん、落とし玉でお年玉やろ？』

舌をぺろっと出して とぼけた顔をする

くそ殴りたい

あ「そうか、これがお年玉かそうか」

手のひらに落とされた玉を握りゆっくり立ち上がる

あ「じゃあ もらったらちゃんとお返ししないとな」

『あ、なぁ 怒ってない？』

あ「怒ってないよ、いやぁ お父さんは本当に面白いなぁ」

『面白いとか言うくせに、目笑ってないで、こわいで』

あ「いやいや、本当に面白いと思ってるよ」

『嘘や！むっちゃ怖い顔してるもん!!嫌や！こっち来やんとってや』

あ「逃げるな死人。死んでるから痛みとかないんだろ」

『痛いもんは痛いわ！意識あるやで！と言うか俺に痛いことしよう思てんねんな！』

あ「あぁ 口滑っちゃった」

ぎゃんぎゃん喚くお父さんの顔めがけて、握った玉を投げつけた

『イッタアアア』

あ「痛くないだろ 大袈裟な」

『フルパワーやったやんか！こんな至近距離で投げられたら痛いわ！』

頬には赤い丸ができている

あ「もう片方もしたら赤いほっぺでそのウザイ顔も可愛くなるんじゃないか」

『おかしいやろ！そういう問題じゃ、、っいた！』

言葉を遮ってどこからか飛んできたビンタ

ル「おかしいな 可愛くならないぞ」

『なんで お前に殴られるねん!!関係ないやん！』

ル「うるさいから」

『なんなん、最近の若いヤツ怖！』

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･

『ていう夢見たんやけど 俺の頬大丈夫？』

あ「え この話夢かよ」

ル「むだな話だな」

特にまとめる気は無い

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