逃げない ページ47
※近親物嫌いな方はご注意を！
ーーーーーーーーｰｰｰｰ
あ「ふざけてないで早くどいてよ｣
『俺がふざけてるように見えるか？』
怖い
術のおかげて暴れることも出来ない
お父さんが顔を首筋に埋める
息がかかる
上から下にと舌で舐められた
お父さんと目が合う
まるで別人のような顔だ
悪態はつけど、別にお父さんのことが嫌いなわけじゃない
死んでも尚俺のことを見守るお父さんを好きではいた
好きな人になら何をされてもなんともないと思っていた
なのに
『なんや､半妖のくせに 怖いんか』
あ「怖くない､､､ッ」
『じゃあなんでそんな 怯えた目をするん、なんで震えるん
俺の事もあの烏の坊と同じように"好き"なんやろ』
そう言われた言葉が 胸のどこかに引っ掛かる
ルイにお父さんと同じような事をされたことは何回もある。
でも その時はこんな感情はなかった
食われそうに思った時も「あぁ、こいつにならいい」と思ったほどだ
アイツが俺に対して向けてるのが愛だとしても
おれがアイツに向けているのは友達としての好きでしか無かったはず。
お父さんに対してもそうだ、友達に対しても家族に対しても、俺はみんなのことを平等に好きだったはず
『お前が坊に向けてる好きはタダの好きやない、俺や家族に大しての好きは大切な人に対しての好きや。
でも、アイツへの好きは 大切な人以上のものなんやで』
舐められた首筋を服で拭ってくれた
いつの間にか体は動くようになり、お父さんが俺の上から離れた
『A、逃げんなや 自分の気持ちから』
ゆっくりと起こされ 抱きしめられる
さっきまでの恐怖は何故かなかった
『正直になり、思ったこと言ってみ
さっき、アキが現れてどう思った』
あ「ムカついた」
『ムカついただけか』
あ「ルイを取られたくない、俺からしたらアイツが突然現れたんだよ…」
勝手に出てくるし許婚とか言い出すし
あ「でも何より、俺に何も言ってくれないのが悲しかった」
突きつけられた "俺は何も知らない"という現実
それがどうしようもなく、悔しかった
俺が知らないことをアキが知ってる、
あの瞬間、ルイが未知の人物になった
そんな奴の愛を俺は怖くて、信用出来なかった。
あ「ルイの愛が、ルイを好きになることが怖い」
ポロっと目からこぼれた雫
あ「でも、好きなんだよ、例え裏切られても好きなんだよ」
他でもない、ルイが
俺の生涯愛する人なのであろう
ーーーーーーーーーーーーーー
わけわかめ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 190人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さぷきち(プロフ) - 天ノ江さん» ﾋｪｱｯそのように言っていただけるだなんて!!感激です!!作中に出てくるキャラクターは もう我が子なので私も愛し尽くしてます笑。私もパパさん好きです笑書いてて楽しいです♪これからもよろしくお願いします!! (2017年10月19日 21時) (
レス) id: bb343029c9 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ江(プロフ) - ｱｱｯ好きですめっちゃ好きです大好きですこの作品！！キャラクターが素晴らしすぎて...！特に好きなのは、清ちゃんです！近親...最高でした((応援してます！頑張ってください！ (2017年10月18日 21時) (レス) id: 49f85c03a8 (このIDを非表示/違反報告)
さぷきち(プロフ) - 悪魔さん» ちゃっかり戻ってきました。笑笑キャラ的に高貴ですか作者が庶民なので、庶民活動は忘れません笑知っている方がいて嬉しいです♪ (2017年9月12日 20時) (レス) id: bb343029c9 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔(プロフ) - お久しぶりです！高貴(?)な2人が草むしりいいですね！あの歌懐かしいww (2017年9月11日 19時) (レス) id: 11d1dc300c (このIDを非表示/違反報告)
さぷきち(プロフ) - 夢妖怪ヨノさん» お久しぶりです！遅ばせながらリクエストお答えさせていただきます！ゆっくりの更新ですが お楽しみください♪ (2017年9月11日 16時) (レス) id: bb343029c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さぷきち | 作成日時：2016年12月16日 19時
