【オリジナル】俺が妖とか聞いてない【男主】

子供じゃない ページ25

ものすごい速さで風呂に入れられ､昔俺が来ていた服を着せられた

熊の服て､､

熊さんの服て､､､､

せめて 無地の服がよかった

九「うれしいわぁ、またこうして小さいAにあえるだなんて」

俺を膝の上に乗せおかゆをフーフーして食べさせてくれる

母さん見た目は子供でもね､もう高4ですよ､人間で言うと大学1年生だよ

俺が羞恥心と戦いながらおかゆを食べているとインターホンが鳴った

この時間に来ると言えばルイしかいないだろう

九「あら ルイ様が来たみたいね。Aちゃんちょっと待っててね」

おでこにキスをし玄関に向かう

あぁ そういえばこういうの昔されてたな

スプーンをつかみ自分でおかゆを食べていると何かが落ちる音が聞こえた。

まぁそんなの一人しかなくて

あ「ルイ、、、」

ル「A､､なのか?､､､いや この顔間違いなく幼少期のAだ!!」

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀと俺に駆け寄り頬を両手で挟む

止めろ おかゆが出る

ル「まさか､この姿のAが見れる日が来るなんて」

涙を流しながら口を押える

お前､俺より感情豊かだろ

あと母さんさっきから写真撮りすぎ

九「人間の幼少期なんて一瞬だったから 写真少なくて残念だったのよ､､､」

こういう親よく 運動会とかにいるよな

俺は無視しておかゆを食べる

ル「Aがスプーンをグーで握って食べてるッ､､､」

九「A〜こっちみて〜」

ルイもなかなかヤバイけど母さん怖いわ

順応力高すぎだろ､どこからその子供向けおもちゃ取り出してきた

ル「いけない 取り乱してしまった。このままだが学校に行くぞ」

あ「え 学校行くの」

ちょっと休めるとか期待したのに

ル「あの オカマ野郎ならこの原因についてわかるかもしれないだろう」

薬とかも作ってくれそうだな

あ「仕方ない」

椅子から降りようとしたら､ルイに抱っこされた

ル「こいつは俺が運ぼう」

九「待ってください 私も自転車の前に乗せて連れていきたいです」

ル「いや、俺がおぶっていく」

九「私も､Aをもっとかわいがりたいです!」

あ「なんでもいいけど早くいかないと遅刻しちゃうよ」

二人が言い争っている間に支度をし一人玄関に足を進めた

・
・
・

あ「なにこの状況」

ル「平和的解決だ」

九「あぁ､Aのお手手小さいわぁ」

今の状況はというと

片手を母さんが握り もう片方をルイが握っている

俺は捕らわれた宇宙人か

いや この場合半妖か…

ため息をつきながら通学路を進んだ

泣きたくはない→←春じゃない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す