誰かの声* ページ6
私は前を走り出すと、後ろから彼がついてくる。
なんだ？このロボットみたいな感じ。
「ねぇ、ゴウセルどこに行こうとしてるの？」
『どちらにしても店は開いていない、またも散歩、か？』
「疑問形にされてもわからないんだけど。」
私は一瞬足を止めて彼を見る。
すると、彼も足を止めて首を傾げた。
『行こうと言ったのはすることがないからであって…わかるだろ？』
「私に答えを求めるな！」
今からどこに行こうかなんて、ゴウセルが言いだしたことだから私がどうとか考えてるわけじゃない。
普通は誘った側が決めることなのだが、彼はその辺りわかっていないらしい。
「ぐおーーーーー！」
『さー速く…って、ん？この声。』
私と彼が歩き出そうとしたとき、どこからか誰かが吠える声がした。
彼はまるで知っているかのように声のした方に顔を向けた。
私も彼につられて顔を向けて見るが、誰もいなかった。
『…ここで待っていてくれ、きっと帰ってくる。』
「なに？そのすごいフラグ？変な風にフラグ立てないでもらえないかな？まー気を付けて行ってらっしゃい。」
余裕なふりをする私。
だけど、なんだか胸騒ぎがして止まらない。
彼を普通に見送ったが後で後悔するんじゃないかと肩が震える。
いつもの兵隊との声とは違ったし、むしろ人の声などではない。
なにか…動物のような。
日とも動物だけれど、人とは違った何かの声。
彼は私に一声かけると、急いで声のした方に向かった。
”ねぇA！”
すると上から聞き覚えのある声。
これはメイリスだ。
「どうしたの？メイリス。」
”いやー〜さっきまでゴウセルと一緒だったはずなんだけど、Aのところに行ってみるともういなくなってて。”
「なぜかどっか行っちゃったんだよね、どこだろ。」
ここからへたに動くと危ない気がするので彼が戻るまでメイリスと雑談してることにした。
それに、むやみに動くと迷うし、彼が迎えに来てくれた時を考えて。
”そっか、空から見てるといい雰囲気だったのに、Aを置いて行くなんて珍しいね。”
「いや、私もそう思ってて。」
彼が何も理由をつけずに出て行くのはありえなかった。
いつも私といてくれて、必ず出かけるときは理由があった。
”嫌われちゃった？”
「たぶん違う。」
嫌われたとか…シャレにならないでしょ、メイリス。
それに私、何かした覚えないんだよね。
”いや、普通に返さないでよ。”
冗談だとはわかっているけれど、今は乗れない気分。ごめんなさい、メイリス。
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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー！なんと！ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか？ (2018年8月1日 12時) (
レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
、 - ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空＠現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピース♪ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/
作成日時：2018年2月11日 12時
