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どうしちまったんだ?* ページ46

サポート役とされていた私がサポートすらできない。
人に頼ってばかりで、いつもまかせっきりで…こんなときくらいさせてくれたっていいのに。
「どうせ、お荷物なんだから…仕方ない…よね。」

思っていたことが偶然と口から出てしまい彼が首を傾げる。
「中にまだ誰かいるぞ!」

「ちっ、気づかれたか。」

くだらないことを考えている間に避難の指示が出た。
「避難なんて、どうだっていいのに。それより私も役に立ちたい。」

『俺に任せろ、逃げるぞ。』

逃げるほど私は怖がりでもなく、立ち向かえないわけじゃない。昔の私とは違うのだ。
でも気が付けば彼に抱えられていて帽子亭の外。

後ろから兵士が追いかけてくるのを彼は倒しながら歩いている。
「レーソーシャスティフォル!」

キングさんも頭上からサポート。
『ナイスだ、キング。』

「とりゃー!とんとことことこ!」

「ぶ、歌の突進だと!?」

「あの豚を先にやるぞ!お前たちは女を頼む!」

懸命に私を追いかけてくる兵士たち。なんど倒されても立ち上がって来てひつこい。
私は彼の腕の中で戦闘を見ているだけ。加勢したいけどお荷物だからだめ。
どうせ足を引っ張るだけ、どうせこのもろい体を壊されてついにはこの旅を無駄にしてしまうだけ。

いっそのこと、サポートじゃなくってもっと役立てる立場につきたい。体ごと立ち向かいたい、死んでしまえば涙なんて狙われない。

そう思うとどんどん私の中の気持ちが魔力となって押し寄せて湧き上って来た。
「ゴ…セル…。」

『Aお前、まさか。』

彼は私を抱えたままで何か気づいたようだ。

闇になんて飲まれない、そう思っても待ってくれない。
闇が私を飲み込んで行く、魔力が上昇していく。
”邪魔者はすべて消せ!”

悪魔が囁いた。

「ポイズンハンド!」

気づけば抱えていた彼を攻撃していて、私は地面にいた。
『A、落着け。』

まともに技をくらったはずなのに、ぴんぴんしている彼がまたいらいらする。
毎日役に立って、なんでもできて、力のあるみんながいらいらする。

”ほんとは私のこと、お荷物だって思ってるくせに!”

思ってもいないことが口からいっぱい出て…無差別攻撃。
たくさんの兵士たちが逃げ惑い、私の毒で消えて行った。
「ゴ、ゴウセル、Aちゃんはどうしちまったんだ?」

『話は後のようだ、団長たち、注意しろ。』

周りにわけのわからない笑顔と、怒り、そして毒を振りまく。
みんなの必死に私を避ける姿、逃げる姿が楽しく思えてくる。

落ち着いて*→←邪魔者*



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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー!なんと!ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか? (2018年8月1日 12時) (レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
- ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピース♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/  
作成日時:2018年2月11日 12時

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