初めての営業* ページ37
朝、ゆっくりと体を伸ばす。
横にいるはずの彼はもういなくなっていてすでに下に降りているようだ。
「おーい!飯くって営業するぞ!」
あー聞いたことのある声で呼び出しが飛んでくる。
「今行くよ!」
焦らせる店長さんのもとに駆け降りる。急いだおかげで足がつりそうになる。
「ご馳走様でした!」
「はえーな♪」
「営業あるもんね、団長に急かされてたし。」
ご飯を食べた後、全員征服の姿に。
「A様!似合ってます!」
「や、やめてください、恥ずかしい。」
こう見えて私はシャイなのだ。シャイガール!取扱いに注意してよね。
「A、かわいい!」
「あのっ…ディアンヌさん?」
ディアンヌさんは私を抱っこして頬ずり。
『だめだろディアンヌ、俺にもかせ。』
「物じゃないです!」
なんだかんだして、脱出成功。
店長さんが止めてくれたから営業も始められた。
「豚の帽子亭、回転!」
店長さんの大きなアイズ。
と、ともにお客さんがどっと現れた。
「おー!呼び込みがなくたって今日は多いな。けどA頑張れよ!」
「は、はい!」
『今日は忙しくなりそうだ。』
私はディアンヌさんにいろんなことを教えてもらいに外に出た。
まずは一緒に声だししてお客さんを今よりも呼び込む。
初めての営業に少し緊張。肩が上がって凝りそうだ。
「大丈夫?がちがちだね。」
横にいるディアンヌさんが心配してくれる。わざわざ飲み物もこっそり用意してくれた。
「ありがとうございます。頑張りますね。」
店長さんやディアンヌさん、みんなの足を引っ張らないようにしなくっちゃ。
中ではたくさんの注文を引き受けているすごい人が。
「メリオダス様!注文メモです。」
「お、サンキュ〜。」
そう、エリザベスさん。一番尊敬するなぁ。
「かわいい看板娘のいる豚の帽子亭だよ!みなさんよって行ってね!」
セリフはなんでもいいと言うので自作。アドリブで乗り任せである。
「豚の照り焼き亭!」
「ちがーう!」
「あの、ディアンヌさん、帽子亭です。」
「え、えへへ、ごめんね〜。」
ツインテールが揺れるディアンヌさんがかわいい。
それを見ているキングさんがなんだか様子がおかしい。
「き、キングさん?」
「え、え、なにっ!オイラ何も思ってないよ、別にディアンヌの髪の毛が揺れているのがかわいいとか思ってないから!」
「えーっと…。」
「仕事に集中しよう♪」
私はバンさんの言う通りにして頷く。
緊張はすっかりほぐれて営業が楽しくなっていた。
このまま他の仕事もできそうかな。
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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー!なんと!ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか? (2018年8月1日 12時) (レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
、 - ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピース♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/
作成日時:2018年2月11日 12時