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ワンピース* ページ20

メリオダスさんはほんとに見たことがないらしく、首を傾げた。

ここに長年いるっぽいメリオダスさんでも見たことがない部屋に私が今いるのか。
そう考えるとやっぱりいい感じはしなくて溜息がこぼれる。
「いや、ここに最初案内されたとき、驚きましたよ。」

私はメリオダスさんの傾げた首を見つめながらこの部屋に案内されたときのことを話しだした。
「何にだ?驚くところあったか?」

「メリオダスさんはこの部屋の何を知ってたんですか?」

まずは、見たこともないという部屋の何を最初知っていたのかを聞いて見る。
すると予想していた答えが返って来た。
「狭いことくらいか。」

いや、普通に考えたらこの建物の形上上は狭くなる。
さんかく帽子みたいな形をしていて、上はとがっている。
そして下が長方形になっているものだから、下の方が広いに決まっている。
エリザベスさんの言う通り、形上の関係で狭いのだ。
「普通に考えたらわかるでしょ!それくらいは。私が驚いたのはこの部屋の…きたなさですよ。」

一つ突っ込みを入れてから小声で驚いたところを言った。
「そんなになのか?まーここは誰も使ってないからな。」

「そんなこともあるか」と軽く聞き流すメリオダスさん。
軽すぎて怒るどころか笑いがこぼれた。
「あの!メリオダス様、準備ができました。」

「準備?」

少し沈黙が流れたところでいいタイミングでエリザベスさんがやってきた。
そしてなにかの準備ができたらしく、私も下に呼び出された。
「はい、これ!」

恐る恐る階段を下りてみると大きな女の子が窓からなにかを差し出してきた。
よく見るとそれは征服みたいなもので、お腹から胸にかけて、大きな店が書いてあった。
その店はもちろんこの帽子亭で後ろには大きく文字で「豚の帽子亭」と書いてある。
「この店の制服だ。」

軽いメリオダスさんは説明も短かった。
「どういうことですか?これを着るんですか?」

長そでのただのワンピースだ。
制服に見えるのは、デザインと色だけ。
「そうみたいです、試着をしてほしいとのことで。」

いや、試着だけではないだろ。
そう確信したのは私だけだろうか。
「しかも…これ。」

これはよく見ると裾がちょっと短すぎると思う。
「露出度が…。」

ついつい呟いてしまったが、みんなの耳に届いていた。
「団ちょの趣味全開♪」

「いらねっ!」

「まだあげるとは言ってねーぜ?」

私は突っ込み役ではないぞ。

それぞれの役割*→←部屋の片づけ*



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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー!なんと!ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか? (2018年8月1日 12時) (レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
- ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピース♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/  
作成日時:2018年2月11日 12時

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