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戻りたくない* ページ49

コントやどうや言っているうちに、帽子亭に到着。

変なことで暴走なんてしてたらもうお昼過ぎちゃってるじゃないか。
「さーてと、どうやってピオールガンを奪うかだな♪」

「奪うって、お前みたいに盗むわけじゃねーぞ。」

「ピオールガンがなけりゃAは普通の女の子に戻れないんだろ?」

「そうなんですよ、でも今更なんですけど。」

ホークさんにこんなこと言ってわかるのだろうか。まー行ってみて相談する価値はありそうなので投げて見る。
「あの…不安なんです。」

『不安?なにがだ?』

「さては普通に戻りたくないのか?」

店長さんはすぐに気づいたようで、私の目をじっと見る。
「だ、だって、これ以上弱くなるんですよ?魔力がなくなって。」

これ以上弱くなるのはいやだった。

今はサポート役をしょうがなく与えられているけど、魔力がなくなればサポートもできなくなる。
そうなると、ここにいる理由がなくなって、また自分で過ごせる場所を探さなければならない。
「一人じゃないぜ?ずっと一緒だ。」

「弱くなんてならないです、魔力なんてなくてもA様は皆様をサポートできます。」

『魔力がなくなっても俺はずっと好きでいる。』

みんなはそんな簡単なこと言っちゃってるけど今のうち。
そもそもこのメンバーってなにかあればポディティブに懸命に行こうとしてるけど無駄なのよね。
「…そんなに簡単な問題じゃありません。」

悩むのは今だけじゃない。魔力がなくなるとなると、さらに悩むときがやってくる。
なんなら普通の女の子になんて戻りたくないと言うかもしれない。
今の私も、未来の私もわがままだから、選択することができないかもしれない。
「…だよな、申告、だな。」

ほんとうに理解しているのかないのか知らないが、ゆっくり店長さんが頷く。
ゴウセルは理解しているっぽく私に手を差し出した。
『その時になったら…一緒に相談しよう、な。』

確かにそうかもしれないね。
今ずっとこんなこと考えてたら立ち止まったままで進めない。

こんなマイナーなことを考えるのは、もっと深刻でもっと悩むときがきてからでもいいんじゃないか?
「…うん。」

自信なく頷いたけれどそれは今日だけ。ずっと俯いてるのもいいかげんにしないと。

もう、こんな私じゃ、この国のボスと対面したときどうなっちゃうの。
もっと特訓していろいろと鍛えてもらわないと。魔力なんてなくても生きて行けるような…エリザベスさんの期待を裏切らないような体にならないと。

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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー!なんと!ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか? (2018年8月1日 12時) (レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
- ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピース♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/  
作成日時:2018年2月11日 12時

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