崩れゆく夢を抱きしめてⅡ【うらさか】 (ページ21)

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志麻とセンラは、心配していた。
自分たちがエールを送りに夢に入ったときから、もう、ずっと経っている。

どうしたものだろうか…

すべてを知ったであろう今、ベッドを離す必要はなかった。二人のベッドをとなり同士に置き、様子を伺った。

二人は今も目を堅くつぶっている。

センラは志麻に連日泣きついていた。

昼間の開いたカーテンから見える、中庭には、車イスのおばあさんが花を見ながら、楽しそうに笑っていた。

なんで…、、、
戻ってこないのか、心配していた。

すると、坂田の目が震えた。

し/セ「え？！坂田！？」

坂田はゆっくりと目を開けた。
うらたんは！？二人は急いで隣に目をやる。すると、うらたは起きていた。まだ、はっきりとしていないが、起きたことには変わりなかった。

し/セ「さかたん/うらたん！？大丈夫？！」

同時に叫んだ。二人とも頷いている。

まふまふとそらるも、、、

ずっとまだかまだかと待っていた。

四人は大人に似つかわしくないほど、
泣いて、抱き合った。

どれだけ経ったろうか…、、、
坂田は言った。

さ「おねがいだから、、、、天月の…天月のところにつれてって！」

うらたは坂田に便乗するように真剣にゆっくりと頷く。

センラと志麻は緊張したように頷いた。

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