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． ※skt side ページ14
犬｢あるよ…｣
｢みんなで出られるかも知れない方法｣
｢リスクは高いけど…｣
さ｢は！？先に言ってよ！｣
犬｢僕と同じで馬鹿だ…
あのね…リスクが高いの…
出られる可能性の方が少ないけど、成功すれば、出られる。ってこと…｣
さ｢うらさん…とまだ過ごしたい…｣
ふと思いだした｢運命共同体…｣、、、
さ｢は…！｣
うらさんが持ってきていた。小さなハンドバッグのチャックをそっと開けると、俺が持っている録音機と同じものがあった。
もしかして……
同じようなテープが流れてきた。
『君が運命共同体に出会えますように…』
その声が脳天を突き抜けた。
俺とうらさんが運命共同体…
さ｢危険だったら、うらさんだけでも助ける!!俺はその方法やるで…俺が助からなくても、、うらさんとか天月とか今はいないかもしれないけど、心の中で優しく居続けてくれる母さんを助ける…！｣
さ｢うらさん！ずっと一緒に生きよ！俺らなりに、人生楽しもうぜ!!｣
返事はないが、少し笑った気がした。
優しいうらさんを思い出して、少し涙が出る。
うらさんから顔を背け、犬くんを見た。暗い顔で黙り込んでいた。
さ｢けんくん心配なの！大丈夫助けるから、、｣
犬｢違うの…｣
さ｢また夢の中くるし！｣
犬｢違うの！！…
これをしたら、もう一生この能力は使えない。その能力がない人はクルルなんかこれぽっちも見えない…
お別れなんだよ！！｣
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作者名：とみりん | 作成日時：2020年12月19日 7時
