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． ※skt side ページ13
あの日のことを思いだした。
ずっと忘れていた。
あの日のことを…
苦しかった今までの人生を、、、
不安でしかたなかったとき震える手で持っていた小型の録音機、、、
その日のあの儚い思いを…
崩れ落ちるように、、、
床に落ちた。
さ｢は…｣
さ｢うらさん…しんじゃうん…？｣
さ｢やまだぬきちゃんしんじゃうん！！！！！｣
さ｢ねぇ……、この夢の中からみんなで出ることはできひんの！！！
見てないの！
うらさんのも俺のも
もう…ほとんどが崩れ落ちとるんやで！
もう…いまの俺たちには時間なんて残っとらんねん！
天月を助けるなんて、
夢のようなことやん…
うらさんも俺も母さんもあまつきも
無理やん
全員で生きて夢の中から出られなきゃ意味がないの…
ただ、幸せに成りたかった
みんなで家族で友だちで
一緒にいたかった
俺の夢なんか叶わんよ…
録音機見たいな美しい人生歩めへんもん…｣
『俺を置いていって良いよ…
坂田が幸せになれるんだったら、俺は命を捧げたことを後悔しない…』
さ｢は！｣
横を見ると寝ているうらさん
頬を触ると少し冷たかった。
もう、持たないかも知れない…
うらさんが言っているようにしか感じられなかった。
｢あるよ｣
、
、
｢みんなで出る方法｣
｢リスクは高いけど…｣
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作者名：とみりん | 作成日時：2020年12月19日 7時
