浮気彼氏2【う/ら/た/ぬ/き】

42話 ページ19

『...なんのこと??』


頭にはてなマークを浮かべる私を前に、浦田さんなんだきは泣きそうな顔をしていた。



浦「その....ごめん...俺が、浮気したのは、理由があって....」

うんうん、と頷いて聞いてあげると

どうやら、浦田さんは、私が96ちゃんと遊んでいると知らず、他の男の人と勘違いしてしまったそうだ。


浦「Aが、そんなことするわけないって知ってたのに....俺、Aのこと信じれなくて....」


『ﾌﾌｯ。いいよ。だって今は、私のこと信じてくれるでしょ??』


そう言うと浦田さんは、「うん」と小さく呟いた。


私は『そうだ!!』と声をあげ、隠し持っていたイヤリングの箱を取り出した。


『浦田さん、はい。どーぞ!!!』


それを浦田さんの手に置くと、へにゃと嬉しそうに、照れて笑った。


浦「じゃあ俺からも...」


手に置かれたのは大きな袋。


『開けていい??』

浦「もちろん」


丁寧にされたラッピングをあけて出てきたのは大きな熊のぬいぐるみ。


浦「俺が居なくて寂しいときは、そいつを俺だと思って」

『なっ、なんで知ってるの..//』



浦「だって俺のこと大好きAですからね〜」


『も、もう!!!バカッ///』



可愛い〜、なんて言って私のほっぺをぷにぷにしてくる彼。



　

あの辛かった2年間。

私、頑張ったよ。
　
ホントに、良かった。頑張ってよかった。



目から出てくる涙は、悲しい涙なんかじゃなくって、嬉しい涙なんだ。



あぁ、私すごく、

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