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俺だって分かっていた。
Aが言う好きと、俺の言う好きの意味が違うことくらい。
...でも、せっかくA本人の口から好きという言葉が出たからいい機会だと思った。
これから俺と同じ意味の好きにしていけばいい。
____思えば、「Aの1番になりたい」という思いは昔からあったと思う。
物心着く前からずっと一緒にいたから、Aといるのが当たり前だと思っていた。
Aは俺の事を1番に優先してくれるのが嬉しくて。だからAが俺を差し置いて他のやつと楽しそうに話していればそれはそれはもう信じられないくらいそいつが憎くて、自分の心がチクチクと傷んだ。
Aは俺のなのにって、思っていた。
潔「...ってて」
Aに強く押されたところを擦りながらさっきまでAの体を抱いていた両手を眺める。
...まだ、Aを抱きしめた感覚が残っている。
潔「やっぱ好きだなぁ」
その声は誰もいない空間に少し響いて融けていった。
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あんぴー - ヤバイ、最高すぎる可愛いよ〜☆ (2023年3月25日 22時) (レス) @page15 id: 71d22da1c4 (このIDを非表示/違反報告)
な - おもろ。 (2023年2月25日 19時) (レス) id: c37325fa5e (このIDを非表示/違反報告)
茶茶。(プロフ) - 蘆花さん» コメントありがとうございます!いいですよね、私も大好きなんです😻 (2023年2月17日 1時) (レス) id: 1d8c10331b (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - ヤンデレまでいかない激おも感情大好きなんです!ありがとうございます!! (2023年2月11日 11時) (レス) @page12 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
茶茶。(プロフ) - 夜夏さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです🥰 (2023年2月11日 10時) (レス) id: 1d8c10331b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶茶。 | 作成日時:2023年2月10日 10時