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『はい、どうしましたか』
「このケーキ、髪の毛入ってたんだけど。ほら」
見ると明らかに自分で入れただろ、という髪の毛が入っていた。
店内の雰囲気が一気に固まる。
ああ、面倒くさい。
「これ、どうしてくれんのよ。衛生管理なってないんじゃない？ねぇ？」
『申し訳ございません。お代は結構ですので。もう二度と来ないでいただけますか？』
「あぁ…は？」
一瞬笑って言葉の意味が分かったのか一気に顔が強張るクレーマー。
言わないと分かんないか。はぁ。
『こちらの髪の毛をDNA鑑定すればどなたの物か分かりますよね？従業員全員と照らし合わせれば、誰とも一致しないことは明確ですよね？それとも、何か言い分がありますでしょうか？』
鎧を纏っているから、接客用の声と笑顔で優しく語り掛ける。
どんどん顔が青ざめていくクレーマー。
「お客様、ちょっと失礼します」
後ろから店長がやってくる。ある程度見て出てきてくれたのだろう。
クレーマーのカバンを漁る店長。一体何してるんだ？
「これ、一体何のために使うのでしょうか？銃刀法違反で今すぐ警察に連絡することも出来ますよ？」
「！……」
どうやらクレーマーはカッターを持参していたようだった。店長の慣れた黒い笑顔は流石に恐怖だったのだろう、即出ていった。恐るべし店長！
無事に論破し終えると、店内で拍手が巻き起こった。
待って恥ずかしい。山本氏こうちゃん氏もいるじゃん無理だ。
逃げるように厨房へと逃げていった。
「とりあえず休憩しときな」
『え、私全然大丈夫なんですけど』
「うん、それは分かるんだけど、一応。ね。賄いでも食べといて」
『あ、はーい』
ちょうど休憩場所からこうちゃん氏を観察できるし、いっか。
店長の粋な計らいで特別に今いるお客さん全員にケーキを出していた。
そうか、ケーキを作ってたから最初助けに来なかったのね？
まぁ別に一人でも撃退できたけどさ。
これでまた株上がってるじゃん。ここにも計算高いヤツがいたわ。。笑
そんなことを思いながら賄いケーキを頬張った。
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ちゃるちゃる(プロフ) - ミウさん» そう言っていただけてとても嬉しいです！特に同じ坂道ファンの方に言われると励みになります！これからも温かい目で見守っていただけるとありがたいです！ (2020年1月30日 17時) (
レス) id: d523c3bebb (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - はじめまして！歌モチーフの話は好き嫌い結構あるんですけど、ちゃるちゃるさんのお話、すごい好きです！乃木坂欅坂日向坂、3坂道ファン(もはやオタク)なんですけど、あ！あの曲！ってなって嬉しかったです！これからも楽しみにしてますね〜 (2020年1月26日 22時) (レス) id: 67a060dbe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - すぺるさん» コメントありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！！ご期待に添えるか分からないですが、続きをそのうち書くつもりなので、ぜひ待ってていただけると嬉しいです！ (2019年10月13日 21時) (レス) id: d523c3bebb (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - 危のお話めっちゃ好きでした〜！！！続きが見てみたいなと思いました…。 (2019年10月13日 17時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - ちゃるちゃるさん» ありがとうございます〜！僕も更新頑張ります…。ちゃるちゃるさんも頑張って下さい！ (2019年9月21日 20時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃるちゃる | 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月21日 13時
