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「あ、河村さん。なんで私が野菜ジュースにハマってること言っちゃうんですか？」
「聞かれたから答えただけだよ」
「それがダメなんですよ」
涼しい顔をしてやってきた河村さんに言葉を投げつける。こんなことを言い合える関係性になったなんて、1年前じゃ考えられなかっただろう。
───私はここで働き始めて1年が経つのか。
頑なに断り続けていた頃を含めると伊沢さんと出会って1年半以上になる。
チラッと目線を外していた彼の方を向こうとした私に口を開いたのは河村さんだった。
「伊沢から恵んでもらえたみたいだし良かったじゃん」
「え？」
その言葉の意味をすぐには理解出来ず、河村さんと一瞬だけ目が合ったと思ったらさっさと私達の前からいなくなってしまった。
恐らくは私が手に持っているもののことを言っているのだろう。恵んでもらえたって言い方はどうかと思うが。
「ん？」
「いえ、何も……」
こんな状況で伊沢さんと目が合うなんてちょっと気まずい。だが本人は何も気にしていない様子で私を見つめたまま動こうとしない。え、何この状況。
「……Aさんがうちに来てもう1年以上が経つんだね」
「そう、ですね」
「慣れた？」
「まぁCEOと仲良いんですねと言われて無視が出来るぐらいには慣れましたね」
「無視すんなよ〜！」
悲しい！なんて言っておきながらゲラゲラ笑っている。うーんよく分からない。
「Aさん、いつもありがとうね」
…ほんと、よく分からない。優しい眼差しでそんなことを言われてもなんて返せばいいのか、アドリブが弱い私には言葉が見つからない。
「これからもよろしく。Aさん」
決して握手を求められたわけでは無いけれど、3分の1ほど減ったマグカップを持つ手にぎゅっと力を入れた。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げると伊沢さんの足元が見えた。夏だから裸足なのか、なんてぼんやり考えていると足が近づいてきた。
「俺、やっぱりAさんのことが好きだからさ。絶対諦めないよ」
「……はあ」
「覚悟しててね。だって堂々と来てほしいんでしょ？」
そう言って伊沢さんは私の頭に手をぽんと置いて去っていった。
「…確かに言ったけど」
それを今言う？あの時はまだここに来て2ヶ月頃の話だ。…そういえばちょうど1年前になるかも。
どうせたまたまだ、そんなの。
手が置かれた頭に感じる違和感も身体が熱くなっているのも全部この紅茶のせい。パソコンの隣に置いたマグカップの中は半分以上減っていた。
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豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» いえいえ、気にしないでください^ ^その時はコさん推しだったんだと思います。今また箱推しに戻っていまして…笑 コさんとは出身が同じなんですよ！それ見て嬉しくなってるんです！これからも頑張ってください！ (2021年5月17日 20時) (
レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - お返事遅くなってすみません！涙 マシュマロもありがとうございます！コさん推しなんですね！一緒で嬉しいです！！笑 これからもよろしくお願いします！ (2021年5月16日 17時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» これからも見ますよ！ちなみに、28日についったの方で匿名で送らせて頂きました！でもついったログインできないので見れないのですが…。ちゃるちゃるさんに届けば！と思い、送らせて頂きました！ (2021年4月30日 22時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - ありがとうございます！素敵なお言葉で励みになります、、、マイペース更新ですがどうぞこれからもよろしくお願いします！ (2021年4月29日 0時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - コメント失礼します。ちゃるちゃるさんの作品を一気読みさせていただきました！この作品シリーズ、めちゃくちゃ好きです！更新待ってます！ (2021年4月28日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃるちゃる | 作者ホームページ：
作成日時：2021年2月8日 17時
