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連絡先を交換していたとはいえ、LINEはおろか、電話なんて一切することがなかったからこの状況に緊張してしまう。
「も、もしもし？山本くん？」
『あ、Aちゃん？今どこ？』
しかも、ここ最近は山本くんと話す機会もめっきり減っていたこともあり、自分の耳に直接聞こえてくる彼の声が急に近く感じて色々と無理。
「えっと……ショッピングモール、だけど」
『雨凄くない？大丈夫？』
「あー、雨？凄いかなぁ」
右耳にスマホを当てながら歩き、出口まで行き着くと帰る気が失せてしまうぐらいには強い雨が降り注いでいた。
「まぁでも、大丈夫だよ。福良さんに頼まれてた物は明日渡すって伝えておいて？」
『うん……分かった』
ワンタッチで開く傘を差し、左手で持ちながら雨の中を歩く。ちょっと風が強くて壊れないか心配だけど。
「山本くん、それだけの為にわざわざ電話掛けてくれたの？」
『いやー、……心配で』
「もう、山本くんの方こそ毎日大忙しなんだから私の事なんか気にしなくていいのに」
スマホからはガヤガヤとした物音や話し声が聞こえるため、まだオフィスに居ることが分かる。こんな時でも優しくしてくれる山本くん、完璧すぎでは？
それよりも、今こうして山本くんと話せていることが意外と楽しくて嬉しかったりする。きっと私の顔は緩みに緩んでいることだろう。───そう、少し油断してしまったのだ。
「うわっ、！」
バキッという音とともに直接雨雫が肌に触れ、一気に冷えていく。強風に負けてしまった傘は無惨にも折れてしまい、全身がどんどん濡れる。やってしまった。
『え、どうしたの？』
「あ、あはは……傘折れちゃった」
『っ…………今からそっち行くから、待ってて！』
「えっ？」
どういうこと、と聞き返す前に切られてしまった通話。待っててと言われても、どこで待てばいいのか。
とりあえず今日まで頑張ってくれたこの子は次週のゴミの日にさよならしよう。
.
「────Aちゃん！」
言われるがまま近くにあった屋根のある場所で雨宿りをしているとすぐに山本くんはやってきた。
「山本くん……」
彼の手には元気に雨を凌いでくれている傘があり、他には何も持っておらず息も少し切れている。……もしかして走って来てくれたの？
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豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» いえいえ、気にしないでください^ ^その時はコさん推しだったんだと思います。今また箱推しに戻っていまして…笑 コさんとは出身が同じなんですよ！それ見て嬉しくなってるんです！これからも頑張ってください！ (2021年5月17日 20時) (
レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - お返事遅くなってすみません！涙 マシュマロもありがとうございます！コさん推しなんですね！一緒で嬉しいです！！笑 これからもよろしくお願いします！ (2021年5月16日 17時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» これからも見ますよ！ちなみに、28日についったの方で匿名で送らせて頂きました！でもついったログインできないので見れないのですが…。ちゃるちゃるさんに届けば！と思い、送らせて頂きました！ (2021年4月30日 22時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - ありがとうございます！素敵なお言葉で励みになります、、、マイペース更新ですがどうぞこれからもよろしくお願いします！ (2021年4月29日 0時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - コメント失礼します。ちゃるちゃるさんの作品を一気読みさせていただきました！この作品シリーズ、めちゃくちゃ好きです！更新待ってます！ (2021年4月28日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃるちゃる | 作者ホームページ：
作成日時：2021年2月8日 17時
