眼鏡(SS) ページ26
-ymmt
はあ、と一つ息を吐いて眼鏡を外して机に置く。何となく休憩したくなって突っ伏して目を閉じていると、コトンと何か物が置かれた。気になるけど今は起き上がる気力がなくてそのまま無視をしていると呼ばれる自分の名前。
「おーい。寝てるの？」
「もう…なんですか」
痺れを切らした私がやっと起き上がると山本先輩が満面の笑みを浮かべていた。しかも私の眼鏡を勝手に掛けて。
「どう？似合う？」
「似合う？って言われても…」
先輩は顔がいいから何を身につけたって似合うでしょ、と本音を言ってしまえば調子に乗るだろうから適当にあしらってやる。
私の反応を見てもう飽きたのか、思ったよりすんなりと眼鏡を外して机に置いてくれた。
「あんま頑張りすぎんなよ」
それだけ言って先輩は居なくなってしまった。何だったんだろうなぁ。喉が渇いて手を伸ばすと、私の好きなココアが入っていた。
-wtnb
深夜、それも終電のなくなった時間。私は特に意味もなく家を出て散歩をし始めた。こんな時間に外出する人なんてそうそう居ないから、深夜の散歩って良いかも、なんて思っていると見覚えのある人を見つけた。
「渡辺さん？」
「…え、どしたの？」
目が落っこちそうなぐらいに驚く姿はいつも動画で見るそのものだった。だけど、
「渡辺さんって眼鏡も掛けるんですね」
「あー、まあね」
最近の動画ではあまり見なくなった眼鏡姿で、私は思わずドキッとした。
「寝る前はいつも眼鏡だよ、俺」
「へえ〜。それなのに今日はどうしたんですか？」
「ちょっと近くのコンビニに行きたくて。って、そっちこそこんな時間に何してんの？」
「散歩です」
素直に答えただけなのに、は？！と驚かれて若干睨まれた。そしてぱっと腕を掴まれる。
「送ってく」
「え、ちょっと！」
「つべこべ言わない」
聞く耳を持ってくれない渡辺さんとさっき来た道を二人で歩く。街灯に照らされて渡辺さんのレンズに映った私の顔はほんのり赤かった。
..
お久しぶりです〜
書かなさすぎてリハビリのSSとなりました！
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豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» いえいえ、気にしないでください^ ^その時はコさん推しだったんだと思います。今また箱推しに戻っていまして…笑 コさんとは出身が同じなんですよ！それ見て嬉しくなってるんです！これからも頑張ってください！ (2021年5月17日 20時) (
レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - お返事遅くなってすみません！涙 マシュマロもありがとうございます！コさん推しなんですね！一緒で嬉しいです！！笑 これからもよろしくお願いします！ (2021年5月16日 17時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» これからも見ますよ！ちなみに、28日についったの方で匿名で送らせて頂きました！でもついったログインできないので見れないのですが…。ちゃるちゃるさんに届けば！と思い、送らせて頂きました！ (2021年4月30日 22時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - ありがとうございます！素敵なお言葉で励みになります、、、マイペース更新ですがどうぞこれからもよろしくお願いします！ (2021年4月29日 0時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - コメント失礼します。ちゃるちゃるさんの作品を一気読みさせていただきました！この作品シリーズ、めちゃくちゃ好きです！更新待ってます！ (2021年4月28日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃるちゃる | 作者ホームページ：
作成日時：2021年2月8日 17時
