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彼女に会うことが出来たのはそれから数日後だった。
河村と2人で居酒屋に行き、企画の話とか色々と駄弁りながら飲んでいた時、聞いたことのある声がした。
「ほらAもっと飲めって！」
「課長〜そうやって人にお酒をすすめるのパワハラで訴えられますよ？」
「うぇ、マジか」
「私はしませんけどね？」
すぐ近くの個室から聞こえてくる笑い声。
トイレに行くと言って席を立った河村を待っている間、することもないのでそこから漏れる声を聞くことにした。
話を聞く限り、彼女は愛されキャラなんだなと思いながらジョッキに手をかけた。
「本当、最近のAは絶好調だな。なんだ？彼氏でも出来たか？」
「課長、そういうこと聞くのはセクハラになりますよ？」
「そんなん冗談だからよしてくれよ」
「もちろん冗談ですけどね。あと、私は残念ながら彼氏はいませんし、これからも作るつもりはないですよ〜」
その言葉に食べ進めていた手を止めざるを得なかった。
「何でだよ？」
「私には生涯を通して愛する人がいるんです」
「あー…推しか」
「違いますよ！推しなんて言葉で片付けられるほどの人じゃないんです！本当に…好きで好きでたまらないんです」
「出たよ始まったよAの妄想が」
本当に彼女の妄想なのだろうか。少し前までの俺だったらそう思えただろうが、未だにこびりついて離れない時代劇みたいな風景を見てから、これが彼女の言っていた前世というものなのかもしれないと思い始めていた。
「私は何度生まれ変わっても彼のことを忘れることが出来なかったんです。その度に彼を探して、見つけて、また恋をしては身を引いてるんです」
「なんで身を引くんだよ？好きなら突っ走るのみだろ」
「それが出来たらどんなに楽か…彼の幸せが私の幸せなんです。私が隣にいることが彼の幸せにはならないんです…悲しいですけど」
「ふーん」
「まぁそんな彼に会えたから今調子がいいのかもしれないですね！」
「は？2次元とかの話じゃねぇの？」
「バッチリ3次元ですよ！相変わらず優しかったです！」
「まじで意味分からねえ」
どんな表情で話していたのかはここからは見えないが、恐らく声のトーンからして嘘を言っているようには聞こえなかった。
でも、じゃあ───
「福良、どうした？」
「あぁ、なんでもないよ」
「そう」
いつの間にか戻ってきていた河村に話しかけられ、意識を戻した。
帰りにでも声をかけてみるか、と思いまた飲み始めた。
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豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» いえいえ、気にしないでください^ ^その時はコさん推しだったんだと思います。今また箱推しに戻っていまして…笑 コさんとは出身が同じなんですよ！それ見て嬉しくなってるんです！これからも頑張ってください！ (2021年5月17日 20時) (
レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - お返事遅くなってすみません！涙 マシュマロもありがとうございます！コさん推しなんですね！一緒で嬉しいです！！笑 これからもよろしくお願いします！ (2021年5月16日 17時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - ちゃるちゃるさん» これからも見ますよ！ちなみに、28日についったの方で匿名で送らせて頂きました！でもついったログインできないので見れないのですが…。ちゃるちゃるさんに届けば！と思い、送らせて頂きました！ (2021年4月30日 22時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - ありがとうございます！素敵なお言葉で励みになります、、、マイペース更新ですがどうぞこれからもよろしくお願いします！ (2021年4月29日 0時) (レス) id: 6736db345f (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - コメント失礼します。ちゃるちゃるさんの作品を一気読みさせていただきました！この作品シリーズ、めちゃくちゃ好きです！更新待ってます！ (2021年4月28日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃるちゃる | 作者ホームページ：
作成日時：2021年2月8日 17時
